総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 国指定重要文化財等 > 木造 阿弥陀如来及両脇侍像(運慶作)(もくぞうあみだにょらいおよびりょうきょうじぞう(うんけいさく))
更新日:2010年11月1日
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指定年月日:大正15年(1926年)4月19日
浄楽寺に伝わる中尊(阿弥陀如来像)と脇侍の観音・勢至両菩薩からなる阿弥陀三尊像で、関東地方では作例の少ない仏師・運慶の作と推定され、鎌倉時代前期を代表する仏像である。
寺伝によれば、源頼朝が鎌倉に建立した勝長寿院が大風で壊れたので当所に安置したとか、和田義盛が建立した七阿弥陀堂の一つの本尊であるなどという。
構造は三尊ともヒノキ材、彫眼寄せ木造りで、像高は中尊が141cm、脇侍が178cmである。全身の金箔と脇侍の宝冠、装身具、台座などは、江戸時代後期に補修されたものである。
中尊はどっしりとした量感があり、男性的な力強さを感じさせる。脇侍は宝髻(ほうけい=まげ)が高く、腰のひねりなどの動きも自然で生き生きとし、三尊とも彫りの深い優れた像である。
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