総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 国指定重要文化財等 > 木造 三浦義明坐像(もくぞうみうらよしあきざぞう)
更新日:2010年11月1日
ページID:3401
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指定年月日:平成5年(1993年)1月20日
三浦大介義明は寛治6年(1092年)三浦義継の子として衣笠で生まれた。
幼少の頃より弓馬に秀でた子であったといわれ、15歳で元服し、秩父重綱の娘を妻にした。
自分の兄弟、息子らを三浦半島全域にわたって配置して領地を治めるなど、政治・人格に優れた人物だと伝えられている。
構造は寄木造、玉眼入りで、首、両手先および両足先は差込みになっており、彩色は殆んど落ちている。
身なりは、頭に別木の冠をのせ、右手に笏(しゃく、細長い薄板)を持ち、腰に太刀をつけている。
長い顎ひげをはやした老人の顔には、つり上った目、頬から口元にかけてなど、写実的なところがみられる。体は両肩をはり、量感をだしている。
衣文の彫りは簡単で、膝前は体全体に較べ、やや低く弱い感じがする。
作風から鎌倉時代後期の造立と考えられる。
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