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更新日:2010年11月1日
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指定年月日:平成10年(1998年)6月30日
スチームハンマーは日本国内に現存するものとしては最古のものの一つである。蒸気の圧力で鍛造・加工する機械で、そのプレス容量は3トンおよび0.5トンである。
江戸時代末期から戦後にかけて稼動していた。
慶応元年(1865年)、徳川幕府は帝政下のフランスから人材・資材の提供を受け、三浦郡横須賀村に横須賀製鉄所および港湾施設を建設し、日本近代化の基盤を築いた。
スチームハンマーは、この横須賀製鉄所で使用されていたもので、オランダから輸入された。
この近代化事業は幕府の勘定奉行であった小栗上野介と、フランス海軍技師のヴェルニー(Verny, Francois Leonce)が中心となり進められ確立された。
3基のドライドックなどの港湾施設は現存し、在日米海軍の施設として使用され、歴史を見守り続けている。
スチームハンマーは日本に近代西欧の技術が輸入され、西欧文明を消化し吸収して行く歴史を語る貴重な文化遺産である。
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