総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 国指定重要文化財等 > 木造 菩薩立像(もくぞうぼさつりゅうぞう)
更新日:2010年11月1日
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指定年月日:昭和47年(1972年)5月30日
満願寺に伝わる観音像ともいわれる菩薩像で、少し腰をひねり右足を前に出し、膝を軽く曲げ、穏やかな表情の中にも張りのある男性的な逞しさを感じさせる。等身大を上回り、量感豊かな威厳をたたえた姿である。
構造は玉眼入り寄木造で、高さは226.3cmで、手に持つハスの花や光背、岩座などは後に造られたものである。
寺伝によると、佐原義連が平家追討に西国へ赴く時、仏師運慶に造らせたものである。高い宝髻(ほうけい=まげ)、豊かな顔など運慶作の浄楽寺像とよく似ているが、衣文襞(えもんひだ)が複雑でない点など地方的な作風が見られ、運慶の影響を受けた鎌倉地方仏師の制作といわれる。
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