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更新日:2010年11月1日

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木造 観音菩薩坐像(もくぞうかんのんぼさつざぞう)

木造観音菩薩坐像

指定年月日:平成10年(1998年)6月30日
清雲寺に伝わる観音菩薩坐像は、その形状形態から南宋時代に中国の江南地方で製作されたものと考えられる。

材質は中国産の桜材とみられ、体部は像内に空間ができるように正面材と背面材を貼り合わせ、底板(亡失)をはめる箱組式の構造である。
頭部は一材であり、瞳はガラス様の玉が裏からはめられている。地髪、肩上の垂髪および胸飾は練物が貼り付けられている。
表面はかつて、漆塗りで全身が淡紅色の地色で被われ、衣部は顔料や金により文様が施されていたと思われるが、現在ではほとんど剥落している。
この像は右ひざを立て左ひざを垂下させたくつろいだ姿勢、面長で鼻梁が細い顔だちなど、妖婉さを漂わせる印象がある。このような像は中国では、五代頃より盛んに作られた。
それらは景物や付属品等により水月観音、楊柳観音等と呼ばれる。この像も、瀧見観音と呼ばれ親しまれている。
また、その作風の特色や技法などが京都泉涌寺の観音菩薩座像(楊貴妃観音)と同一であり、両者の関係が彫刻上の興味に留まらず歴史的な関係が想像される。
この像がこの地にもたらされたのは、その製作年代から三浦氏が領主であった時代で、三浦氏が滅亡した宝治元年(1247年)以前と考えられる。
13世紀後半から鎌倉を中心とする周辺で製作された像に、宋彫刻の影響が見られるのは、この像がもたらされた時代背景によるものと思われる。
この観音菩薩坐像は、東国に宋文化を伝え芽生えさせたことを語る代表的作例の一つである。(南宋時代1127~1247年)

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横須賀市小川町11番地 本館1号館6階<郵便物:「〒238-8550 生涯学習課」で届きます>

電話番号:046-822-8484

ファクス:046-822-6849

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