ハチの駆除方法について
【アシナガバチ】
軒下等に、このような下向きに六角形の穴が並んだ巣がありましたら、それはアシナガバチの巣です。
スズメバチと比べ攻撃性が低いので、危害を加えなければ襲ってくることはありません。
ハチは巣を守るために攻撃するので、むやみに近づいたり、ハチの巣をつついたり、水をかけるのは危険です。
また、大きな音、香水などの匂い、振動などの刺激でもハチが興奮するので気を付けましょう。

駆除方法
- 駆除は、日中は活動していて巣にいないハチが戻る日没後に行いましょう。
- 肌の露出部分が無いような服装で手袋を着用し、頭部は帽子・メガネ等で防護しましょう。
- ハチ駆除専用のスプレー式殺虫剤を、巣に対して連続5秒程度噴射してください。(薬剤がしたたる程度。)
- 危険と感じた場合には、専門の駆除業者に依頼しましょう。(※保健所で業者を紹介できますが、費用は全額自己負担です。)
ヒント
- 殺虫剤がかかったハチが飛び立つので、慌てないように退路を確保しておきましょう。
(ハシゴや台にのぼっての駆除は危険なのでやめましょう。)
- 翌日、巣を見て生き残ったハチがいたら、駆除を繰り返し行いましょう。
- 巣を取り除くのは、ハチがいなくなってからにしましょう。(ほかのハチが来て使うことはありません。)
刺されてしまった時の応急処置
- まず、患部を流水で毒を絞りながら洗います。ハチ毒は水に溶けやすいので、毒を薄めることができます。また、冷やすことで腫れと毒の回りを抑えられます。
- 患部から毒を出すときは、指で患部をつまみ、血と共に毒を絞り出します。市販の「吸引器(リムーバー)」で吸い出すのもおすすめです。ただし、口で吸い出すことはしないでください。
- その後、抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏(市販の虫さされの薬)を塗り、保冷材等で患部を冷やします。
- 応急処置が終わったら、できるだけ早く病院(皮膚科)を受診しましょう。
- ハチの毒に過敏な体質の人や、動機・めまい・吐き気・全身の脱力感などの症状が出たときは、必ず医師の診断を受けましょう。
【スズメバチ】
下の写真のような巣がありましたら、それはスズメバチの巣です。女王バチが一匹で巣作りをする初期のコガタスズメバチの巣は、左の写真のようなトックリ型をしています。この時期でしたら自己駆除も可能ですが、働きバチが増え、巣が大きくなり始めると攻撃性が高くなり、普段以上に巣に近づいたり、木の枝などにできた巣に振動を与えたりすると、襲われることがあります。

※大きくなり始めたスズメバチの巣は、専門業者に依頼して駆除しましょう。
下記関連リンク参照