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更新日:2017年6月14日

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船越神社

景徳寺門前の国道16号線の道路をへだてた山腹に船越神社がある。祭神は速玉之男命(はやたまのおのみこと)と大山咋命(おおやまくいのみこと)。景徳寺境内にかってあった宝珠庵(ほうじゅあん)の守護神社で地主神としてまつられていた旧熊野社が、明治3年、神仏分離によって現在地に移され独立した。さらに昭和3年に日枝神社を合わせ、昭和9年に熊野社を船越神社と改めた。

日枝神社は、明治4年、金沢の泥亀新田の永島家9代段右衛門亀巣が金沢から梅田の山腹に移して、船越新田の守り神として祀っていた。

熊野社の新築のために、昭和元年「敬神一銭会」がつくられ、氏子から毎月1日と15日に1銭を集金した。昭和3年になり目標額に達したことから、社殿の新築工事が開始された。昭和8年11月、それまでトンネルの方を向いていた神社は90度向きを変え、八幡造りの立派な社として竣工。このとき、境内の拡張と石段工事も完成する。

また現在、神輿殿として使用している建物は、明治12年、熊野神社が古くなりいたんできたため、横浜市金沢の旧大名家、米倉昌晴氏邸内にあった三光社の社殿をゆずりうけて、これを移築して社殿としたもの。ほかに境内社として神輿殿、末社として稲荷社がある。

船越神社の社殿の左側にあった樹齢160年といわれた大銀杏は、御神木として氏子によって長年守られてきたが、大木となり根が張って社殿などの建物に差し障ることとなり、残念ながら平成14年伐採された。この大銀杏に代わる御神木として、本社である熊野大社の地方でも御神木とされる常緑樹の梛(なぎ)が植えられた。熊野の速玉大社には樹齢800年といわれる御神木の梛の巨木があり、「なぎ」は凪(なぎ)に通じ、この御神木は海上安全、家内安全、縁結びなどの信仰を集めているという。
<例祭7月7日、9月19日、酉の市12月2日>

船越神社写真
船越神社写真

 

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