更新日:2016年8月31日
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現在、東芝ライテック(株)があるところに戦前には、旧海軍工廠造兵部の機銃、無線、電気、砲熕工場などがあった。
東芝ライテックの門から左に見える旧造兵部本館(製図工場)は、大正2年5月竣工。兵器設計の上で不可欠な製図工場は、当初この庁舎の2階に置かれていたが、その後庁舎の裏にも新たに製図工場が建てられている。関東大震災では崩壊をまぬかれ、現在でも東芝ライテックの事務所として使われている。震災以前の建築物がきわめて少ない中、大正期の造兵部の面影を残す貴重な建築物である。外観のデザインは直線を主とした機能性重視の様式を提唱したドイツやオーストリアを中心に起こった芸術の運動「セセッション」の影響を受けているといわれている。
206号建家戸と呼ばれる建物は明治19年建造とされ、現在も倉庫および作業所として使用されているレンガ造の建物。レンガ壁や窓建具に当時の特徴を見せているが、一部改造されている可能性があるという。
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