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更新日:2023年5月16日
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高齢者や児童、子育て家庭、障害者、生活困窮者など、援助を必要とする方たちへの生活相談や助言を行っているほか、福祉サービスを利用するために必要な情報提供などを行います。
また、民生委員児童委員のうち主任児童委員に指名された委員は、児童福祉を専門に活動しています。
選出方法(民生委員法第5条)
横須賀市民生委員推薦会(注)、横須賀市長の推薦を経て厚生労働大臣が広く社会の実情に通じ、社会福祉の増進に熱意のある住民に委嘱します。
(注)市議会議員、民生委員、社会福祉事業従事者、教育関係者、学識経験者等7名から構成しています。
任期(民生委員法第10条)
3年で、再任も可能です。ただし、任期途中で交代があった場合は、後任者の任期は、前任者の残任期間となります。3年に1度の「一斉改選」のほか、随時(上限月1回)欠員となっている地区の民生委員を委嘱する「欠員補充」を行っています。
前回の一斉改選は令和4年12月1日に行われました。
給与(民生委員法第10条)
法律上、給与の支給はありません。
定数、担当区域(民生委員法第4条)
令和4年12月1日現在で584人です。委員一人ひとりには活動する区域が定められ、一人一区域を担当します。中核市・人口10万人以上の市の場合、委員1人当たりの受け持ち世帯数の基準は170~360世帯とされており、これを目安に民生委員児童委員が配置されています。
活動内容(民生委員法第14条、児童福祉法第17条)
必要な相談・援助活動を行うとともに、一人暮らし世帯の見守り活動やふれあいいきいきサロン・子育てサロンなど、さまざまな地域福祉活動を行っています。
以下は、具体的な活動事例です。(全国民生委員児童委員連合会編「新任民生委員・児童委員の活動の手引き」より作成)
はたらき1:社会調査
日ごろから、配食サービスの協力や声かけ、安否確認などの活動をとおして住民の実態やニーズを日常的に把握するよう取り組んでいる。
はたらき2:相談
その中で、民生委員児童委員の○○さんは、ある90歳の方のお宅を訪問した際、家族から、自宅で介護を続けたいが心身ともに疲労しているので何とかしたいと相談があり、ゆっくり話を聞いた。
はたらき3:情報提供
家族の希望にそって、介護保険制度で利用できるホームヘルプサービスやショートステイ等のサービスについて情報提供した。
はたらき4:連絡通報
その後○○さんは、本人と家族の申し出により市の窓口に連絡し、サービスを受けるために必要な対応を依頼した。
はたらき5:調整
また、介護保険制度にはない通院の送迎などのニーズに対し、サービスを利用できるよう社会福祉協議会の事業やボランティア活動利用の調整をした。
はたらき6:生活支援
家族が外出する時には、近所やボランティアグループと連携して留守中の見守りを行うなど、自らも支援するとともに、家族だけでは対応しきれない事柄に対して、解決に取り組んだ。
はたらき7:意見具申
市の民生委員児童委員協議会では、各委員の訪問活動を通じて、在宅で介護している家族への支援の必要性を知り、問題点を取りまとめるとともに、家族がゆっくり休めるようなプログラムを行政、社会福祉協議会、ボランティア、民生委員児童委員協議会等が協力して実施してはどうかという意見を市に提起した。
義務等(民生委員法第15条、第16条)
民生委員児童委員は、要援護者等の私生活に立入り、その一身上の問題に介入することが多く、要援護者等の生活上、精神上、肉体上の秘密に触れることが多いため、守秘義務が課せられています。
また、職務上の地位を政治的に利用することは禁止されています。
民生委員協議会(民生委員法第20条、第24条)
法律により、全市域を数区域に区分し、区域ごとに民生委員協議会を組織することになっています。民生委員協議会では、職務に関する連絡調整、必要な資料及び情報の収集など、職務を遂行するのに必要な事項を処理しています。横須賀市には令和4年12月1日現在、民生委員協議会は18あります。
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