更新日:2022年10月12日
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市・県民税の計算例を紹介します。
税額の計算方法の概要は「関連ホームページ」の「課税方法と計算のあらまし」をご覧下さい。
◆◇横須賀一郎さん(46歳:会社員横須賀市在住)の場合◇◆ 昨年中の給与収入金額:600万円 ※1平成23年12月31日以前に生命保険会社と契約した保険等 |
前年中の収入金額から所得金額を計算します。
給与収入金額から給与所得金額を計算する場合は給与所得速算表を使用します。
(計算式)6,000,000円×0.8-440,000円=4,360,000円…給与所得金額(A)
なお、次のいずれかに該当する場合は、市・県民税は課税されません。
|
社会保険料控除、配偶者控除、扶養控除などの所得控除の金額を求め、所得控除の合計額を算出します。
(人的控除の差は調整控除の計算の際に使います。控除額の詳細は「関連ホームページ」の「税額控除」をご覧下さい。)
種別 | 市・県民税での控除額 | 所得税での控除額 | 人的控除額の差 | |
---|---|---|---|---|
社会保険料控除 | 785,000円 | |||
生命保険料控除 | 35,000円 | |||
人 的 控 除 |
配偶者控除 | 330,000円 | 380,000円 | 50,000円 |
扶養控除 (特定扶養1名・その他扶養1名) |
780,000円 | 1,010,000円 | 230,000円 | |
基礎控除 | 430,000円 | 480,000円 | 50,000円 | |
合計 | 2,360,000円(B) | 330,000円 |
計算した結果、横須賀一郎さんの所得から差し引かれる金額(B)は2,360,000円です。
計算した「所得金額」から「所得から差し引かれる金額」を差し引き、課税標準額(C)を計算します。
(計算式)4,360,000円(A)-2,360,000円(B)=2,000,000円…課税標準額(C)
「課税標準額」に税率(市民税6%、県民税4.025%)を乗じ、「算出所得割額」を計算します。
(計算式)市民税 2,000,000円(C)×6%=120,000円…市民税算出所得割額(D)
(計算式)県民税 2,000,000円(C)×4.025%=80,500円…県民税算出所得割額(D’)
横須賀一郎さんの場合は、「税額控除」として「調整控除」のみ適用があります。
調整控除とは、税源移譲にともない生じる市・県民税と所得税の人的控除額(基礎控除や扶養控除等)の差額に起因する負担増を調整するためのものです。
人的控除の差=330,000円(所得控除額の計算を参照)
(計算式)市民税 330,000円×3%=9,900円…市民税調整控除額
(計算式)県民税 330,000円×2%=6,600円…県民税調整控除額
横須賀一郎さんの税額控除額は、市民税9,900円(E)、県民税6,600円(E’)です。
「算出所得割額」から「税額控除額」を差し引き「所得割額」を計算します。
(計算式)市民税 120,000円(D)-9,900円(E)=110,100円…市民税所得割額(F)
(計算式)県民税 80,500円(D’)-6,600円(E’)=73,900円…県民税所得割額(F’)
市民税均等割額 3,500円(G)
県民税均等割額 1,800円(G’)
年税額は「所得割額」と「均等割額」の合計です。
市民税・県民税の年税額をそれぞれ計算します。
(計算式)市民税 110,100円(F)+3,500円(G)=113,600円…市民税年税額(H)
(計算式)県民税 73,900円(F’)+1,800円(G’)=75,700円…県民税年税額(H’)
それぞれ計算した、市民税年税額と県民税の年税額の合計額が市・県民税の年税額です。
(計算式)113,600円(H)+75,700円(H’)=189,300円…市・県民税年税額
横須賀一郎さんの市・県民税年税額は、189,300円です。
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