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更新日:2024年11月28日
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HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、子宮頸がんの原因とされる発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。平成25年度から、法律による定期予防接種になりました。
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となりやすいヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防しますが、すべての発がん性HPVの感染を防ぐものではありません。定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。
厚生労働省サイト「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」(外部サイト)
積極的勧奨を差し控えている間に定期接種の対象だった下記の方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えての接種(キャッチアップ接種)を実施いたします。対象の世代の方には接種のお知らせ(予診票等)を令和4年9月末までに発送いたしました。
転入等でお知らせをお持ちでない方は、保健所企画課予防接種担当(Tel.046-822-4339)へお電話または、インターネットからの電子申請(e-kanagawa(外部サイト))で交付申請をしてください。予診票等をご郵送いたします。
キャッチアップ接種の期間中に定期接種の対象から新たに外れる「平成18年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた方(令和5年度の高校2年、1年生相当)」も順次キャッチアップの対象者となるため、接種期間は「令和7年3月31日まで」となります。
【重要なお知らせ】
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HPVワクチン(子宮頚がん予防ワクチン)定期接種については、令和5年1月30日付で予防接種実施規則の一部が改正され、9価HPVワクチンが、令和5年4月1日から使用可能となりました。
平成25年6月14日付厚生労働省健康局通知により、ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)の定期予防接種について、ワクチン接種との因果関係を否定できない持続的な疼痛が、接種後に特異的に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種の積極的勧奨を差し控える旨、勧告を受け、令和3年度まで横須賀市では、予診票の個別送付などの積極的勧奨を控えてまいりました。
令和3年11月12日に開催された国の審議会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことを受け、令和3年11月26日厚生労働省より上記の勧告を廃止し、積極的勧奨を再開するように通知がありました。
これを受けて横須賀市では、令和4年4月以降、定期予防接種の対象の方に予診票等の個別通知を再開いたしました。
接種にあたっては、ワクチンの有効性と安全性を十分に理解したうえで、接種をうけるかどうかご判断ください。
横須賀市では中学校1年生女子に対し定期接種のお知らせをお送りしています。高校1年生相当の年度末までに接種してください。
なお、小学6年生女子も接種可能ですので、ご希望の方はお申し出ください。
(令和6年度は、標準的な接種年齢の中学1年生の方へ4月初旬に予診票を発送いたします。)
届いた予診票を汚損・紛失した場合や、転入等でお手元にない場合は、交付いたします。
電話(046-822-4339)または、インターネットからの電子申請(e-kanagawa(外部サイト))で交付申請をしてください。
e-kanagawaのQRコードはこちらです。(PC,スマートフォンからいつでも申請可能)
なお、メールや下記お問い合わせフォームでの受付はしておりません。
横須賀市予防接種協力医療機関(予診票と一緒に一覧表をお送りします)
下記ページからご参照ください。
ワクチンの手配のため、ご予約が必要な場合があります。
取り扱っているワクチンの種類等、詳細は事前に医療機関へお問い合わせください。
接種される方の接種日時点のご年齢によって必要な書類等が異なりますのでご注意ください。
接種の際には横須賀市が発行した予診票と母子健康手帳をお持ちください。
13歳未満 (小学6年~中学1年生) |
保護者の同伴が必要です。 |
保護者以外の方が同伴される場合は、委任状が必要になります。 |
13歳以上16歳未満 | 原則、保護者の同伴が必要ですが、保護者の同意があれば同伴なしで接種することが可能です。 |
あらかじめ保護者が自署した予診票と「保護者が同伴しない場合の同意書」を作成してください。 【様式】保護者が同伴しない場合の同意書(PDF:198KB) (保護者以外の方が同伴される場合は、委任状が必要です。) |
16歳以上 | 保護者の同伴なしで接種することができます。 | 接種される方が予診票をご記入ください。 |
16歳未満の方は、原則、保護者同伴となりますが、13歳以上の接種者については、保護者が同伴できない場合、予診票と「保護者が同伴しない場合の同意書」を保護者があらかじめ記入していただくことで同伴なしで接種することができます。(予約時に医療機関へご相談ください。)
16歳以上の方は、接種される方が同意書欄に署名いただき、保護者同伴は不要ですが、接種後に接種の痛みや緊張のために血管迷走神経反射として立ちくらみなどがおこる場合があります。未成年の方は、できるだけ保護者等の同伴をお願いいたします。
定期接種で使用するワクチンには「サーバリックス®(2価)」と「ガーダシル®(4価)」「シルガード®9(9価)」の3種類があります。原則、同じワクチンを3回接種します。使用するワクチンについては、医療機関にご相談ください。
ワクチンの種類 | 対応するHPVの型 |
サーバリックス®(2価ワクチン) | 16型、18型 |
ガーダシル®(4価ワクチン) | 6型、11型、16型、18型 |
シルガード®9(9価ワクチン) | 6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型 |
9価ワクチン(シルガード®9)について
9価ワクチンは、4価ワクチン(HPVの型6,11,16,18型)に加えて31,33,45,52,58型に予防効果が期待されるワクチンです。令和5年4月から定期接種化(公費負担)になりました。厚生労働省のホームページ「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード®9)について」(外部サイト)で最新情報が掲載されていますので、ご覧ください。
令和2年12月から、日本でも男性のHPVワクチン(ガーダシル®)の接種が可能になりました。子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は、咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなどの男性の発がんにも関係するため、男性もHPVワクチンを接種することでこれらのがんの予防効果が期待されます。男性のHPVワクチン接種は、公費負担ではないため、任意接種(全額自己負担)ですが、定期接種化(公費負担)について、国の審議会で議題にあがっています。
サーバリックス®、ガーダシル®は3回接種します。
シルガード®9は、接種開始年齢が、15歳未満の場合は2回で接種を完了できます。15歳以上の場合は3回接種します。
ワクチンの種類 | 標準的な接種間隔 | 標準的な接種間隔をとることができない場合 |
サーバリックス® | 1か月あけて2回、1回目から6か月以上あけて1回 |
1か月以上あけて2回、1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上あけて1回 |
ガーダシル® | 2か月あけて2回、1回目から6か月以上あけて1回 | 1か月以上あけて2回、2回目から3か月以上あけて1回 |
シルガード®9(3回接種) |
2か月あけて2回、1回目から6か月以上あけて1回 | 1か月以上あけて2回、2回目から3か月以上あけて1回 |
シルガード®9は、15歳未満で接種する場合は、少なくとも5か月以上の間隔をあけて、2回で接種を完了することができます。(5か月未満で2回目を接種した場合は合計3回接種します。)
HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
発生頻度 | サーバリックス® | ガーダシル® | シルガード®9 |
50%以上 |
注射部の痛み・発赤・腫れ、 疲労感 |
注射部の痛み | 注射部の痛み |
10~50% 未満 |
痒み、腹痛、筋痛・関節痛、 頭痛など |
注射部の腫れ、紅斑 | 注射部の腫れ、痒み、紅斑 |
1~10% 未満 |
じんましん、めまい、発熱など |
注射部の痒み・出血・不快感、頭痛、発熱 |
注射部の出血、頭痛、発熱、悪心、下痢など |
1%未満 |
注射部の知覚異常、しびれ感、 全身の脱力 |
注射部の硬結、手足の痛み、筋肉のこわばり、腹痛・下痢 |
四肢痛、腹痛、感覚が鈍くなる、倦怠感、嘔吐など |
頻度不明 |
手足の痛み、失神、リンパ節の炎症など |
疲労・倦怠感、失神、筋痛・関節痛、嘔吐など | 疲労、内出血、血腫、硬結、失神・浮動性めまい、関節痛・筋肉痛など |
まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
病気の名称 | 主な症状 |
アナフィラキシー | 呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー |
ギラン・バレー症候群 | 両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気 |
急性散在性脳髄膜炎(ADEM) | 頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気 |
接種後の体調不良につきましては、接種した医療機関へご相談ください。
ワクチン接種の副反応によって、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、保健所企画課へお問い合わせください。
定期予防接種を受けて重篤な健康被害が発生し認定された場合には、予防接種法に基づく給付を受けることができます。
予防接種健康被害救済制度(厚生労働省)(外部リンク)
20歳になったら、子宮頸がん検診を受けましょう。
子宮頸がんを予防するには、検診が最も重要です。ワクチン接種をした方も、20歳になったら、子宮頸がん検診を受けましょう。詳しくは下のリンクより該当ページをご覧ください。
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