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更新日:2020年3月6日
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地震の多くは地球の地表を覆っているいくつかのプレート(地殻)の運動によって起こります。
日本に関係するプレートは4枚あり、「太平洋プレート」はほぼ西向きに、「フィリピン海プレート」は北北西の向きに向かい、日本列島を乗せている「ユーラシアプレート」「北米プレート」の下に潜り込んでいます。
こうした地殻の運動による地震は、その発生位置から3つに分けることができます。
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海溝で沈みこむ海のプレートにより引きずりこまれた陸のプレートが元に戻ろうとする力が、プレート同士の摩擦力より勝った時に、陸のプレートが跳ね上がって元に戻る時発生するのがプレート境界型の地震です。
このタイプの地震は一般的にマグニチュード8以上の巨大地震であり、地震の発生とともに海水も急に持ち上げられるので津波を伴うことがあります。
1923年に発生した「関東大震災」や想定されている、「東海地震、南海トラフ地震」はこのタイプによるものです。
海のプレートは陸のプレートの下にもぐりこんでいきますが、もぐり込んでいくプレート(スラブ)の内部で発生する地震をプレート内地震(スラブ内地震)と呼びます。
このタイプの地震も時としてマグニチュード8程度以上の巨大地震であることがあります。
内部でプレートそのものや地殻の内部がひずみ、部分的に壊れそうになる場所ができます。
その場所のひずみが限界に達した時、ひびが入るように実際に壊れて断層になります。
新生代第四紀(約260万年前から現在までの期間)後期以降に地震を起こし、今後も活動を継続すると考えられる断層を、特に活断層と呼んでいます。
活断層の活動に伴って発生する直下型地震はプレート境界型地震と較べて規模(マグニチュード)が小さいのが普通ですが、生活の場である内陸部で発生するため、1995年の阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)のように、たびたび大被害が発生しています。
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