ブロッコリー・カリフラワー

ブロッコリーやカリフラワーは、開花前のつぼみ（花蕾）を食べる花野菜です。
横須賀市では、色や形の異なる様々な品種が作られています。夏の時期を除く比較的長い期間に出回りますが、最もおいしい旬の時期は11月から3月ごろです。

ブロッコリー・カリフラワー（トップ）


ブロッコリー／カリフラワー原産地はイタリアを中心とする地中海沿岸で、キャベツなどと同じアブラナ科の植物です。ブロッコリーの起源はケールだと考えられており、カリフラワーの起源はブロッコリーが突然変異により白化したものと言われています。ブロッコリーやカリフラワーはビタミンCが豊富で、特にブロッコリーのほうに多く含まれています。ただしビタミンCは水溶性ビタミンであるため、ゆでることで損失してしまいます。そのため、電子レンジや蒸し煮での加熱もおすすめです。


畑の風景（令和2年12月下旬～令和3年1月下旬）

生産者インタビュー　鈴木康太さん（須軽谷）

以前は民間企業に勤めていましたが、実家が農家だったこともあり、帰農しました。就農して約10年になります。
一年を通じて様々な野菜を有機肥料で育てています。例えば冬野菜のカリフラワーは、野菜が寒さに耐えられる体力をつけるために、動物由来の肥料を使っていたりと、夏と冬で肥料の内容を変えています。また、農薬の使用も規定回数より少なくしています。
ブロッコリー、カリフラワーのほか、キャベツや大根といった定番の野菜から、リーキ（西洋ネギ）、紅芯ダイコンなど珍しい品種の生産にも取り組んでいます。
畑は様々なところに点在していますが、地域によって土の性質が違うため、土に合わせて作付けをしています。

自宅でのブロッコリー・カリフラワーの食べ方
ボイルしてマヨネーズで。

店頭でブロッコリー・カリフラワーを選ぶポイント

花蕾（つぼみ）が密集して、硬くしまっているもの。
花蕾が丸く、こんもりと盛り上がっているもの。
茎の切り口がみずみずしく、
空洞（ス）がなく、色が黒ずんでいないもの。

ブロッコリー（ポイント）

横須賀で作られているブロッコリー・カリフラワーの仲間たち（一部）


スティックセニョール茎ブロッコリーと呼ばれる、スティックタイプのブロッコリーです。茎の部分はアスパラガスに似た食感で、ほんのりとした甘みがあります。花蕾（つぼみ）は、緩く締まったブロッコリーのような食感です。	カリフローレスティックタイプのカリフラワーです。クセが少なく、甘みがあります。火が通りやすく、熱を通すと茎がより鮮やかな緑色になります。新鮮なものは生食も可能です。

カリフラワー（オレンジ）オレンジカリフラワーと呼ばれ、様々な品種があります。白いカリフラワーは日光に当たりすぎると黄色っぽくなってしまうため、生育途中で花蕾を葉で覆う作業を行いますが、オレンジカリフラワーは日光を浴びるように育てます。ゆでると、より鮮やかなオレンジ色になります。	カリフラワー（紫）紫カリフラワーと呼ばれ、茎の部分が緑色のものや、花蕾も茎も紫色のものなど、品種によって特徴が異なります。食感も、ブロッコリーに似ているものや、カリフラワーに似ているものなど様々です。また、この紫色はアントシアニン色素によるもので、ゆでると色が抜けて緑色になる品種もあります。

ロマネスコ円すい形の花蕾が規則正しく並んだ独特な形が特徴です。花蕾は黄緑色をしています。味はブロッコリーに近く甘みがあり、食感はカリフラワーに近くしっかりとした歯ごたえがあります。