総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要無形文化財・重要民俗文化財・史跡・天然記念物 > 島田系一絃琴演奏技術(しまだけいいちげんきんえんそうぎじゅつ)
更新日:2010年11月1日
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指定年月日:昭和49年(1974年)9月2日
一絃琴は板琴、また在原行平(平安初期歌人)が須磨で作って弾いたので別名須磨琴とも呼ばれる。
長さ約110cm、幅約12cm、厚さ約1cmの一枚の薄板(一般に桐材)の中央に一本の絹糸を張って演奏する琴で、共鳴胴を有しない原始的な弦楽器で、今日まれな楽器である。
他の琴のように琴柱(支柱)がないため、演奏するには左手中指に転管という管をはめて絃を押さえ、右手人差指に竜爪という管をはめて弾くと、びわと三味線を合わせたような音色がする。絃が高い位置に張ってあるので正確なポジションをつかみにくく、また転管を動かす時に開放絃の音が発生し、演奏の難しい楽器である。
一絃琴の流派は大別して、京都・東京の徳弘系と土佐の島田系の二流があり、新倉は関東の島田系に属する演奏者である。
昭和38年の邦楽コンクールにおいて、「刈菰の曲」により最優秀演奏者となる。
演奏技術として指定されているのは、4曲だが他に本曲系と外曲系のものの多数がある。
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