総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要無形文化財・重要民俗文化財・史跡・天然記念物 > 東京湾第三海堡構造物(兵舎・観測所・探照灯・砲側庫)(とうきょうわんだいさんかいほうこうぞうぶつ(へいしゃ・かんそくじょ・たんしょうとう・ほうそくこ))
更新日:2013年3月28日
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指定年月日:平成21年(2009年)3月10日、(追加)平成25年(2013年)3月11日
第三海堡は東京湾要塞を構成する海上の砲台の一つとして、明治25年(1892年)に起工、大正10年(1921年)に完成。しかし、関東大震災で約3分の1が水没した。その後暗礁化し、多くの海難事故を引き起こしたため、近年、国土交通省により撤去工事が行われた。
平成17年(2005年)にうみかぜ公園に展示されたれんが造の構造物は、この撤去工事で引揚げられた第三海堡の一部である。れんがはイギリス積で、入口に弧状アーチ、窓に平アーチが採用され、室内はヴォールト構造である。
平成22年度に夏島都市緑地に設置した施設は、観測所・探照灯・砲側庫の3基の構造物である。
観測所は指揮官の位置するところで、指揮、観測、通信連絡に便利なように視界が広く高い場所を選んで設置されている。探照灯夜間の敵艦探知の施設である。構造物中央部分には海側に探照灯を備え付ける台座があった。さらにその後方の通路部分には探照灯を台座へ運ぶためのレール(軌条)があった。砲側庫は内部は2室に分かれている。脚壁から天井の半円形アーチまでコンクリートの一体構造になっており、鉄筋は確認されていない。
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