総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要無形文化財・重要民俗文化財・史跡・天然記念物 > 一騎塚(いっきづか)
更新日:2010年11月1日
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指定年月日:昭和62年(1987年)10月24日
一騎塚の名は、鎌倉時代建暦3年(1213年)和田合戦の時、義盛に加勢した武次郎義国が、ただ一駒この地から鎌倉に馳せ参じて戦い、討ち死にしたのを里人が哀れんで塚を築いて霊を弔ったという伝承に発するとされる。
一騎塚は、江戸時代から地域住民の信仰結衆の聖地として信仰されていたことが、塚上・塚裾に建立されている石造文化財によってわかる。
国土安穏・五穀豊穣・村中息災・家運繁栄を祈願する地域住民の庚申供養塔、家業の繁栄を祈願する左官・大工など職人衆の聖徳太子塔、武山不動の前不動としての不動明王像、富士登山信仰を擬する女人・老者の富士信仰地蔵尊像、疾病閑息を祈願する疫神碑がそれである。
このうち、庚申供養塔7基、聖徳太子塔、富士信仰の開闢輿樗地蔵尊像、疫神碑が庶民信仰を物語る有形民俗文化財に指定された。
このように、ここは民俗文化史の上でも貴重な地域住民の信仰の地であるとともに、造立された石造物により佐島石工の作品として地域文化を後世に伝える所でもある。
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