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更新日:2018年3月7日

ページID:40784

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ガソリンの危険性について

ガソリンの性状について

  • 第4類第1石油類に分類され、引火点がマイナス40℃以下であるため、真冬でも大量の可燃性蒸気が発生します。(ガソリンは液体そのものではなく、可燃性蒸気が燃焼します。)
  • 静電気などのわずかな火花でも引火します。
  • ガソリンは電気の不良導体であるため、ガソリンが流動するとガソリン自体に静電気が蓄積します。
    →ポリ容器にガソリンを入れると、ガソリンに静電気が蓄積し、火災が発生する恐れがあります。
    ポリ容器には絶対にガソリンを入れないでください。

ガソリンは金属でできたガソリン携行缶にはいれてもいいが、ポリ容器に入れてはダメ

  • ガソリンの蒸気は空気より約3倍~4倍重いため低所に滞留します。
    ガソリンの蒸気が拡散せず、思わぬ場所に滞留してしまう可能性があります。
  • 比重は0.65~0.75と水より軽く水に溶けないため、水による消火は適しません。
    粉末消火器等により消火する必要があります。

ガソリンを貯蔵、取り扱う場合の共通の注意事項

  • ガソリンを運搬し収納する容器は、消防法の基準に適合した金属製の容器を使用してください。
  • ガソリン等を収納した容器の周囲では、みだりに火気を使用したり、喫煙をしないでください。
  • ガソリン等が漏れ、あふれまたは飛散しないように必要な措置を講じてください。
  • ガソリンを収納した容器は、換気や風通しのよい場所で、かつ、直射日光等による熱影響の少ない位置に設けるとともに、周囲に火気のない場所で保管し、容器は必ず密栓してください。
  • ガソリンを40リットル以上貯蔵・取り扱う場合は、火災予防条例に基づく消防署への届出が必要です。
    (建物等の改修等が必要になる場合があります。)

ガソリンを容器や発電機などに補給する場合の注意事項

上記のガソリンの性状や注意事項のほか、以下の事項に注意してください。

ガソリンの吹きこぼれを防止する。
ガソリン携行缶のキャップを取り外す前に、必ずエア調整ねじを緩め、缶内の圧力を下げてください。
(特に夏季はガソリンの温度が上がり、蒸気圧が非常に高くなりますので十分注意してください。)

ガソリン携行缶の注意書き:適合品を! 保管時は密閉! 圧力調整弁を活用!噴出注意!周囲の安全を確認、フタを開ける前に1エンジン停止2エア抜きをする、高温の場所禁止

【事故事例】(平成25年8月15日 京都府福知山市花火大会火災 死者3人、重傷者等56人)
福知山市花火大会火災を踏まえたイベント会場等におけるガソリンの貯蔵・取扱い時の留意事項(外部サイト)

静電気による火災を防止する。

  • 人体への静電気の蓄積を防止する。
    作業者は静電気が蓄積しにくい服装(帯電防止服、帯電防止靴等)を着用し、携行缶のキャップを開ける前に、必ずアースされている金属等に触れて人体の静電気を除電してください。
  • ガソリン自体への静電気の蓄積を防止する。
    ガソリンは電気の不良導体で、流動することでガソリン自体に静電気が蓄積します。ガソリンを補給する際は、可能な限り流速を小さく抑えるようしてください。
    樹脂製の灯油用給油ポンプは流速調整が難しく、摩擦によりガソリンに静電気が蓄積されやすいため大変危険です。携行缶に付属しているノズルを用い、できるだけゆっくり補給してください。
  • 容器(発電機)への静電気の蓄積を防止する。
    金属製の容器(発電機)をゴムマットの上などに置いたままガソリンを補給すると、静電誘導により金属製の容器(発電機)に静電気が蓄積される恐れがあります。
    ガソリンを補給する際は、容器(発電機)をゴムマットなどの絶縁物の上に置かないようにしてください。

(参考)セルフスタンドでのガソリンの購入について

  • セルフスタンドでは、利用者自身が携行缶にガソリンを給油することは法律で禁じられています。
    店員による給油は可能ですが、各店舗の事情により、携行缶へのガソリン給油をお断りしている場合があります。

お問い合わせ

消防局予防課

横須賀市小川町11番地 消防局庁舎5階<郵便物:「〒238-8550 予防課」で届きます>

電話番号:046-821-6469

ファクス:046-823-8405

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