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更新日:2017年2月27日
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香山家(享保びな) 太田家所蔵(台所道具ミニチュア) 山本家所蔵(古今びな) 一本家(古今びな) |
〔開催日程:昭和59年3月15日~3月21日〕 今回は、江戸期から浦賀の町に伝わるひな人形の展示を行いました。 江戸時代の享保年間(1720年前後)、伊豆下田から奉行所が浦賀に移設され、江戸に出入りする諸国の廻船が船改めのために入港するようになりました。 浦賀の町は、東西の浦賀問屋、下田問屋といった廻船問屋や、東浦賀に軒を並べる干鰯問屋などの隆盛とともに、商人の町として発展するようになりました。当時の浦賀は中央文化の影響を一早く取り入れ、「中江戸」などとも呼ばれるほど、文化や経済活動が活発な町でした。そして、豪商ゆかりのひな人形にも、浦賀の人々の暮らしぶりが偲ばれます。 今回展示されたものの中では、香山家秘蔵の享保びなが年代的に見てもっとも古く、今から300年ほど前の1700年代のものです。 現代のようなひな段飾りが現れるのは、江戸時代の後期になってからであり、「三人官女」「五人囃子」「愛玩動物」「玩具」なども一緒に飾られるようになりました。そのため、男女一対で中心に飾られるひな人形を「内裏びな」と呼ぶようになったのもこの頃からと思われます。 なお、展示された“ひな道具”はすべて精巧なミニチュアであり、長持や箪笥の内部まで漆塗りを施すなど、細やかな技術には驚かされるものです。 浦賀・鴨居地域に刻まれた歴史や文化の香りを今に残し、大切に守られてきたひな人形には、現代社会を生きる私たちに心の和みを与えてくれるものがあります。 【展示物の概要】(所蔵者氏名は当時のもの)
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