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更新日:2023年11月7日

ページID:52609

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喫煙の害

たばことは

たばこの煙には約7000種類の化学物質が含まれ、そのうち約200種類は体に害がある悪い成分です。また、70種類以上の「がんになる物質(発がん性物質)」も含まれています。

加熱式たばこも、たばこの葉やその加工品を電気で加熱し、発生させた煙を吸入するたばこ製品であり、ニコチンをはじめ、多くの有害物質が含まれます。

  • ニコチン:依存性のある有害物質です。血管を収縮させ、血液の流れを悪くします。
  • タール:ヤニの成分。発がん性物質を含んでおり、がんを発生しやすくします。
  • 活性酸素:全身の細胞に付着し、細胞を老化させたり、傷つけたりします。

一酸化炭素:全身の細胞に酸素が運ばれるのを邪魔して、意識がもうろうとしたりします。

たばこ加熱式たばこ

一度吸うと止められない理由

たばこは、一度吸い始めると止められなくなります。これは、たばこに含まれるニコチンに麻薬と同じような依存性があるからです。

たばこを吸うと、ニコチンが肺から数秒で脳に届き、「気持ちいい」と感じることがあります。繰り返し吸っているうちに常にニコチンを欲しがるようになってしまいます。

たばこを吸う人の中には、たばこを止めたいと思っている人も多いとされていますが、この依存性によって、たばこは止めることがとても難しいです。

たばこを吸うと身体が受ける影響

がんや様々な病気のリスク

たばこを吸うと、肺がんをはじめとする全身のがんになるリスクが高くなります。胃がん、食道がん、喉頭がん、失明や白内障、歯周病なども喫煙が原因となる病気です。

また、血管の中の悪玉コレステロールが増加し、動脈硬化になりやすくなります。動脈硬化が進むと、脳血管疾患や心疾患のリスクが高くなります。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

たばこの煙などの有害な空気を吸い込むことで、肺や気道に障害が生じ、空気の出し入れがうまくいかなくなる病気です。痰を伴う咳や息切れが何年も続き、重症の場合には通常の呼吸ができず、酸素ボンベなどが必要な生活になります。

集中力と持久力の低下

たばこを吸った後は、脳が酸欠状態になり、思考力や集中力が落ちてしまうため、勉強や仕事に影響を及ぼす場合もあります。また、筋肉も酸素不足になるため、持久力が落ちて運動にも悪影響を及ぼします。

肌の劣化

活性酸素が、肌の細胞を酸化・老化させてしまうほか、老化を防止するビタミンCも破壊します。たばこ1本につき、レモン半個分のビタミンCが失われます。血行も悪くなり、肌のハリやツヤがなくなったり、シワやシミができやすくなったりします。

口臭がきつくなる

たばこを吸うと、歯肉(歯ぐき)の血流が悪くなり、歯周病の原因となります。また、ヤニで歯も黒ずんでしまいます。

20歳未満の喫煙

成長途中である体は、大人よりもたばこの煙の有害成分が影響しやすいです。そのため、法律でも20歳未満の喫煙は禁じられています。

  • 脳が成長している途中なので、ニコチンによる依存になりやすく、たばこを止めることが難しくなります。
  • 若い時からたばこを吸い始めると、とても長い期間大量の有害成分を体内に取り込むことになります。
  • たばこを吸い始めた時期が早い人ほど、肺がんになる確率が上がることが分かっています。

妊婦の喫煙

胎盤の血流障害から、不妊や流産の原因となる可能性が高まります。無事に妊娠と出産をしたとしても、低出生体重児が生まれたり、SIDS(乳幼児突然死症候群)を起こす可能性が高くなります。

妊婦の喫煙

お問い合わせ

民生局健康部健康増進課

〒238-0046 横須賀市西逸見町1丁目38番地11 ウェルシティ市民プラザ3階

電話番号:046-822-8135

ファクス:046-822-4302

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