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更新日:2025年2月14日
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としょかんだより 第380号 令和7年2月15日 横須賀市点字図書館 〒238-0041 横須賀市本町2-1 総合福祉会館4階 電話・Fax 046-822-6712 メールアドレス:we-hw@city.yokosuka.kanagawa.jp ホームページ:https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/ |
点字図書館では図書、雑誌の貸し出しのほか、以下のサービスを行っています。
*その他、再生機器のことでお困りのことがありましたら、お気軽に点字図書館までご連絡ください。対面でのサービス、ご相談は事前にお電話をお願いします。
番号・書名・著者・全巻数
番号・書名・著者・時間
横須賀市点字図書館で「歴史的音源」をご利用いただけるようになりました。
「歴史的音源」とは、1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤及び金属原盤等に収録された音楽・演説等の音源で、国立国会図書館と一部の公共図書館で聞くことができます。
落語、長唄、楽曲(ギター、琴、尺八等)、歌劇、浄瑠璃、浪花節、歌謡曲、講演、ジャズ等、様々なものが含まれています。
全音源数は、約5万音源です。
そのうちのインターネットで公開されている約6000音源(外部サイト)について、横須賀市点字図書館利用者の皆様にデイジーCDまたは音楽CDで貸出いたします。
今回は、日本を代表する箏曲家・作曲家、そして視覚障害者であった宮城道雄(外部サイト)と、青年期からの盟友で日本一の尺八名人と言われた吉田晴風(せいふう)による、四季や自然を主題にした合奏曲をご紹介します。
ともに幼少期から才能を認められていた二人の出会いは、日本統治下の朝鮮・京城(現在のソウル)でした。宮城は父の滞在する朝鮮でお箏の先生をして家計を助けるため、吉田は大豆貿易で成功して「大豆王」になることを夢見て、それぞれ海峡を渡ったのでした。
ところが、吉田は取引先銀行の汚職事件で嫌疑をかけられ一時拘束されてしまいます。その後疑いは晴れましたが、これを機に尺八一本で生きていくことを決意し、上京して尺八教授として自立を果たします。大正6年(1917年)に宮城を東京に呼び寄せ、西洋音楽の技法を取り入れた「新日本音楽運動」を共に旗揚げして、以降生涯にわたり作曲・演奏の両方で協力しました。
島崎藤村[作詞],吉田晴風[尺八],宮城道雄[作曲・箏],荻野綾子[歌]
(一)(外部サイト)
(二)(外部サイト)
吉田晴風[尺八],宮城道雄[作曲・箏]
(一)(外部サイト)
(二)(外部サイト)
(三)(外部サイト)
(四)(外部サイト)
小林愛雄[作詞],吉田晴風[尺八],宮城道雄[作曲・箏・唄]
与謝野晶子[作詞],吉田晴風[尺八],宮城道雄[作曲・箏],佐藤千夜子[歌]
(一)(外部サイト)
(二)(外部サイト)
(三)(外部サイト)
(四)(外部サイト)
作詞者不詳,峰崎勾当[作曲],吉田晴風[尺八],宮城道雄[箏・唄]
曲にまつわる本を紹介します。
名文家としても知られた宮城道雄による随筆集です。
作中、肝炎と中耳炎を患った後の療養のため、温泉へ招待されるエピソードがあります。
「歴史的音源」と同じくこの本(外部サイト)も著作権保護期間が切れているため、引用してご紹介します。
小田原の吉田晴風氏から手紙が来て、お見舞として箱根の温泉を一週間程奢るから家内をつれて是非来ないかと言う。
心をこめた案内であったが、今の世の中に二人が一週間も泊ったら莫大な迷惑になることを遠慮して私が迷っていると、晴風氏はそれと悟られたのか、放送局で会った時、箱根の方は環翠樓を何日から一週間借りにしておいた、此の部屋は余程の人でないと借られないのを無理に都合をして貰ったから来ないとあとの顔が立たんと言われたので私は早速いく事にしたが、いってみて嬉しく思ったのは、そこは全然別世界の離れで不自由な私も人手を借りずに風呂へもはいれる、厠へもいける。
私は夜中でもいつでも気の向いた時に一人で自由にお湯にひたったりした。
真中の部屋は洋間になっていて私はそこへ腰をかけて流れの音や鳥の声や、いろいろあたりの景色を耳で味わった。新緑の頃であったので見渡す山々が美しいと家内が言った。雨が強く降り出すと流れの音と雨の音を聞きわけるのがむずかしかった。
吉田氏夫妻がいろいろ食糧を運んでくれたりして居心地がよかったので、ついつい一週間を過した。
私はこのおかげで身体も整い、耳もよくなって今では病気以前にもまさって元気である。
文中の「環翠樓」は、早川渓谷沿いの箱根塔ノ沢温泉にある、江戸時代から続く温泉旅館です。
「余程の人でないと借られない」の言葉どおり、歴代の滞在者の記録には水戸黄門・皇女和宮・東郷平八郎元帥などの名前もあるそうです。
吉田晴風は学生時代、虚無僧の姿で九州各地を門付け(家々の軒先で芸をしてお金をもらうこと)して回ったことがあるそうです。
深い筒型の編み笠で顔を隠し、尺八を吹きながら家々を回って托鉢を受ける虚無僧。
江戸時代には武家の出身でないと入門できない「半武半僧」の扱いで、「手形無用」といって諸国の往来は自由でした。浪人が武者修行や仇討ちを目的に虚無僧となることもあり、幕府公認の「隠密」として暗躍する者もいたそうです。
本作は剣と尺八の達人で虚無僧の「胡空」が、お上が手を出せない悪を始末する「仕置人」として活躍する剣豪小説です。
時代劇の虚無僧は尺八と剣術に秀でる設定が多いですが、明治生まれの吉田晴風が虚無僧行脚をしたのは、熊本商業学校に在学中、尺八だけでなく柔道にも熱中のあまり落第したのがきっかけでした。結局家族に連れ戻され、1年間尺八を封印して学業に専念し、首席で卒業したそうです。
本作は、戦前の旧制高校や大学予科、高等商業・工業学校など旧制専門学校からの伝統を持ち、現在は旧七帝大の柔道部のみに伝わる、寝技中心の「七帝柔道」に明け暮れた作者の自伝的小説です。
NHKFMの「青春アドベンチャー」(外部サイト)で、俳優の柄本佑主演によりラジオドラマ化もされています。
音訳は当館、横須賀市点字図書館で製作しました。
サピエ図書館(外部サイト)で人気の本(デイジー)
順位 | 書名 | 著者名 | 時間 |
---|---|---|---|
1 | 架空犯 | 東野圭吾/著 | 15時間35分 |
2 | 今さらこんなこと他人(ひと)には聞けない辞典 | 日本の常識研究会編/著 | 11時間38分 |
3 | 魔女の後悔 | 大沢在昌/著 | 13時間13分 |
4 | ちぎれ雲 2 女犯の剣 |
富樫倫太郎/著 | 9時間33分 |
5 | 作家刑事毒島の暴言 | 中山七里/著 | 10時間3分 |
6 | 還らざる聖域 | 樋口明雄/著 | 11時間39分 |
7 | イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子 |
小松亜由美/著 | 8時間51分 |
8 | 陰からの一撃 警視庁追跡捜査係 12 |
堂場瞬一/著 | 11時間19分 |
9 | 悪女刑事(デカ) 無法捜査 |
沢里裕二/著 | 7時間24分 |
10 | 追憶の彼女 警視庁文書捜査官 |
麻見和史/著 | 10時間47分 |
11 | 気の毒ばたらき きたきた捕物帖 3 |
宮部みゆき/著 | 13時間24分 |
12 | 北の海 上巻 | 井上靖/著 | 9時間14分 |
13 | 鷹の飛翔 | 堂場瞬一/著 | 11時間26分 |
14 | 悪女刑事(デカ) | 沢里裕二/著 | 6時間35分 |
15 | 血管と心臓を守る日常 60代、70代なら知っておく |
天野篤/著 | 6時間29分 |
16 | 手にとるようにパソコンのことがわかる本 | 粂井高雄/著 | 6時間20分 |
17 | 偽りの家 家族ミステリアンソロジー |
赤川次郎,小池真理子, 新津きよみ,松本清張, 宮部みゆき,矢樹純/著 |
6時間19分 |
18 | ゴールドナゲット 警視庁捜査一課・兎束晋作 |
梶永正史/著 | 8時間20分 |
19 | [シネマ・デイジー]まんが日本昔ばなし 第1巻 |
愛企画センター/制作 | 49分 |
20 | 春待ち同心 1 縁談 |
小杉健治/著 | 6時間43分 |
サピエ図書館(外部サイト)は2月15日(土)から2月26日(水)の間、他館の図書はすべて郵便での取り寄せとなります。お届けに時間がかかりますので他館の図書をご希望の方はお早めにお手続きをお願いします。
日時 令和7年3月5日(水) 13:30~15:30
準備をする都合上、参加される方は点字図書館までご連絡をお願いいたします。
京浜急行電鉄よりお知らせがありました。
1月31日(金曜日)より、汐入駅・県立大学駅・京急大津駅にスマートサポートシステムが導入されました。
始発列車から7時までは無人対応となり、それ以外の時間帯についても、一部時間帯に遠隔対応になる時間帯があります。
改札口付近にインターホンが設置されますので、ご用の際はご遠慮なくインターホンでお知らせください。
なお、当該時間帯に駅構内の誘導等、乗降の介助を必要とされるお客さまは、ご利用日の前日20時までに電話で予約が必要です。
横須賀市では、「災害時要援護者支援プラン」を策定し、災害から自らを守ることが困難な災害時要援護者の方々から名簿登録の申込みをいただき、地域の支援者に名簿を提供し、各地域における避難支援体制づくりを進めています。
下記に該当し、在宅で生活している方で、地域の支援者へご自分の個人情報を提供することに同意する方
利用登録カードを障害福祉課に提出すると災害時要援護者に登録され、お住まいの地域の支援者(町内会・自治会、民生委員・児童委員,地区社会福祉協議会など)を代表する人に名簿を渡します。
平常時には
災害時には
*災害の状況によっては、地域の方々も被災者になりうることから、支援プランに登録することで、災害時の支援が必ず保障されるものではありません。
*点字図書館に申し込み用紙があります。ご希望の方は点字図書館までご連絡ください。
ご希望の方は点字図書館までご連絡ください。
広報よこすかをご利用の方には点字版か録音版のどちらかを選んでいただいていますが、ご希望の方には点字版、録音版の両方をお送りします。
広報よこすかには市からの大切なお知らせが掲載されています。録音版で聞いたあと、点字版で再度必要な部分を確認するなど、ぜひ広報よこすかをご活用ください。
印刷版の津波ハザードマップをもとに、市域を7つの地区に分け、それぞれの地区ごとに触る地図と合わせて津波に関する基礎知識や避難の際の心得などの学習面を作成しました。
触地図は、記号や点の使い方を工夫することで、同じ場所のランクごとに浸水区域が比較できるようにしています。
ご希望の方にはお住いの地区のハザードマップを差し上げます。また、地図の触り方のポイントや凡例の見方など、サンプルの触図を使用しながら点字図書館で説明をします。
地区の内訳:
デイジー図書をご存じでない視覚障害の方に、無償で図書再生機の貸出を行います。
以下の商品の案内がありました。
「混雑をさけるために、ご来館の際は日時の事前予約をお願いします。」とのことです。
日本点字図書館用具事業課(外部サイト)(電話03―3209―0751)
利用に際しては電話でご確認ください。
神奈川県ライトセンター図書館(外部サイト)
電話:045-364-0022
相談対応等
電話:045-364-0024
横須賀市のホームページのトップ画面→「総合案内」→「市政情報」→「市の概要」→「施設」→「施設案内」→「障害」→「点字図書館」をクリックしていただくと点字図書館の利用案内などが掲載されています。
本誌「としょかんだより」のテキスト版の過去の掲載分や「声の広報よこすか」を聞くことができます。新しい情報を随時掲載いたします。ご試聴ください。
「横須賀市ホームページ」URL
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/
配信ご希望の方はメール・電話でお申し込みください。メールでのお申込みの場合はお名前の記入をお願いします。
(we-hw@city.yokosuka.kanagawa.jp)
お問い合わせ
横須賀市点字図書館
〒238-0041
横須賀市本町2-1
横須賀市立総合福祉会館4階
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046-822-6712(電話・FAX兼用)
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