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更新日:2023年3月10日
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横須賀市では、令和17年(2035年)頃に要介護認定者が最も多くなると見込まれ、必要な介護サービスも増加すると予想されます。介護保険制度を維持するためには、高齢者が住み慣れた地域で、本人の有する能力に応じて自立した生活を営むことができるように介護サービスを確保するとともに、限られた資源を効率的に活用することが必要です。そのために、介護サービスを必要とする人を適切に認定し、真に必要とするサービスを、事業者が過不足なく提供するように促すことが求められます。
横須賀市では、介護給付適正化のため、以下の取り組みを行っています。
認定調査の適正化
利用者が介護を必要とする度合いに応じて適切なサービスを受けられるよう、高齢者の個々の実情を踏まえつつ、客観的基準に基づいた迅速・正確な調査を行う必要があります。調査力向上と平準化を図るため、認定調査員研修の実施、業務分析データの活用、月1回発行している通信による判断基準の解釈や特記の記載の周知、市調査員による調査票の全件チェックを行います。また、迅速な調査のため委託事業者と連携します。
審査・判定の適正化
審査会を構成する各合議体で審査・判定した結果に差が出ないよう、業務分析データを活用し、全国平均と乖離するデータを確認・分析し、審査方法及び判定基準の均一化に努めるとともに、速やかな結果通知につながるよう、申請者に対する受診勧奨や医療機関への定期的な連絡などの取り組みを行います。
利用者が安心して自分らしい日常生活を送るためには、適切なケアマネジメントが必要不可欠です。そのケアマネジメントを行うケアマネジャーに対し、以下の支援を行います。
給付実績やケアプラン分析システム等を活用し、市内の居宅介護支援事業所のうち10事業所程度を抽出し、書面と面談による点検を行っています。
ケアプラン点検の状況を踏まえた集団検討会を開催し、給付の適正化およびケアプランの質の向上を目指しています。
関連:ケアプラン点検自己評価記載マニュアル(PDF:182KB)
関連:令和4年度ケアプラン集団検討会(PDF:1,567KB)
新任ケアマネジャー研修
新任ケアマネジャー及び研修を希望する現任ケアマネジャーを対象に、実務に必要な基礎知識及び技術等を修得する研修を実施し、適切なサービス提供の推進に努めています。
横須賀市居宅介護支援事業所連絡協議会の協力を得て、アセスメントや予後予測を踏まえたケアプラン作成など、ケアマネジメント力の向上に資する実践的な研修を実施し、利用者にとって最適なケアプランが作成されるよう、適切なサービス提供の推進に努めています。
横須賀市居宅介護支援事業所連絡協議会の協力を得て、居宅介護支援事業所等の管理者を対象に、地域と連携する能力や、従業者が法令に基づいた業務を行えるよう法令の理解を深めることなどを目的とした研修を実施し、適切なサービス提供の推進に努めています。
住宅改修の事前・事後の審査
利用者の自立に資する住宅改修が行われているかについて、申請時に提出される見積書、図面、写真及びケアマネジャーが作成した理由書などから書面による審査を実施しています。また、工事前後において疑義が生じた場合は、関係者へのヒアリングや現地調査を実施し、真に必要で適切な住宅改修が行われるよう努めています。
受領委任払い登録業者とケアマネジャー等を対象に、専門家や理学療法士を招いて研修を行うことにより、個々の利用者の問題点を把握し、解決する能力の向上を目指します。
要介護・要支援認定の軽度者に対する過剰な福祉用具貸与は、かえって利用者の身体能力の低下を招く恐れがあります。自立支援の機会を阻害することがないよう、医師の所見やサービス担当者会議の記録をもとに確認しています。
縦覧点検・医療情報との突合を神奈川県国民健康保険団体連合会に継続的に委託することで、不正請求がないかチェックするとともに、疑義のある事業者については、文書照会やヒアリング等を行い、必要に応じて返還請求を行うなどの取り組みを行います。
利用者に対して、利用したサービス内容とその負担額等をお知らせすることで、請求誤りや不適切なサービス提供の発見・抑止を促します。
介護保険の正しい利用法に関するパンフレットを作成し配布することで、適正なサービス利用を促進します。
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