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更新日:2025年4月25日

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帯状疱疹ワクチン接種について

※横須賀市では令和7年度より帯状疱疹ワクチンの定期接種を開始しました。

【目次】

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。日本人成人の90%以上には、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しており、過労やストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹を発症します。50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。

  • 症状
    はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こり、ピリピリ・チクチクといった痛みや、焼けるような痛みを感じます。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が出現します。帯状疱疹の特徴は、体の左右どちらかに見られ、強い痛みがあることです。症状は3~4週間程度続きます。
  • 帯状疱疹後神経痛
    皮膚症状がおさまった後も続く痛みです。3〜6カ月以上、場合によっては年単位で痛みが継続する場合があります。
  • その他の合併症
    角膜炎や結膜炎といった眼の合併症、顔面神経麻痺、難聴などの合併症もあります。
  • 治療
    治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期の投与が効果的といわれていますので、できるだけ早く受診しましょう。
  • 予防
    帯状疱疹の発症には年齢が大きくかかわり、高齢になると発症しやすくなります。帯状疱疹の発症予防には、日頃からの体調管理が重要となります。生活活動・運動、休息・睡眠、栄養・食生活など、健康づくりに取り組みましょう。
    また、帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が有効です。水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。
    令和7年4月1日より予防接種法に基づく定期接種を実施します。この定期接種は個人の予防を目的としており、努力義務はありません。

定期接種について

令和7年(2025年)4月1日から帯状疱疹ワクチンの定期接種を開始しました。

接種期間

令和7年(2025年)4月1日から令和8年(2026年)3月31日まで

対象者

令和7年度は、以下の1~3のいずれかに該当する方が対象となります。

1.令和7年度に65・70・75・80・85・90・95・100歳以上となる方(生年月日は以下の通り)

対象年齢 生年月日
65歳 昭和35年(1960年)4月2日~昭和36年(1961年)4月1日
70歳 昭和30年(1955年)4月2日~昭和31年(1956年)4月1日
75歳 昭和25年(1950年)4月2日~昭和26年(1951年)4月1日
80歳 昭和20年(1945年)4月2日~昭和21年(1946年)4月1日
85歳 昭和15年(1940年)4月2日~昭和16年(1941年)4月1日
90歳 昭和10年(1935年)4月2日~昭和11年(1936年)4月1日
95歳 昭和5年(1930年)4月2日~昭和6年(1931年)4月1日
100歳以上 大正15年(1926年)4月1日以前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この生年月日に該当する方は、接種期間内であれば誕生日を迎える前でも(5歳刻みの年齢に達する前でも)接種可能です。

2.接種当日60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方(身体障害者手帳1級をお持ちの方か、それに準ずる方)

3.東日本大震災の被災者で横須賀市に居住しており、上記1または2に該当する方

 

(ご注意)対象者の経過措置について
令和7年度から令和11年度までの5年間は経過措置として、その年度内に65・70・75・80・85・90・95・100歳となる方が対象者となります。また、令和7年度に限り100歳以上の方も対象となります。
この経過措置が終了すると、接種当日に65歳の方が対象となる予定です。

ワクチンの種類・接種回数・費用など

以下の2種類のワクチンのうち、どちらか1種類を選択して接種します。
(ご注意)市の補助を使って両方とも接種することはできません。どちらか1種類の接種のみ市の補助を利用できます。
事前にどちらか1種類をお決めになったうえで医療機関へ予約してください。

名称 乾燥弱毒生水痘ワクチン
「ビケン」
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
「シングリックス筋注用」
分類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数(接種方法) 1回(皮下注射) 2回(筋肉内注射)
接種スケジュール 1回で接種終了

2か月以上の間隔を置いて2回目を接種します。
※病気や治療により、免疫機能が低下したまたは
低下する可能性がある方等は、医師が必要と判断
した場合は接種期間を1か月まで短縮できます。

接種費用

3,000円を1回
補助がない場合は、約9,000円

7,000円を2回(合計で14,000円
補助がない場合は、
1回約22,000円(合計約44,000円)

接種できない方

病気や治療によって免疫が
低下している方は接種できません。

免疫の状態に関わらず接種可能です。
接種に注意が必要な方

輸血やガンマグロブリンの
注射を受けた方は治療後3か月以上、
大量ガンマグロブリン療法を受けた
方は治療後6か月以上置いて接種
してください。

筋肉内に接種をするため、
血小板減少症や凝固障害を有する方、
抗凝固療法を実施されている方は
注意が必要です。
接種予定の医療機関へご相談ください。

効果

接種後1年時点で6割程度の予防効果
接種後5年時点で4割程度の予防効果

接種後1年時点で9割以上の予防効果
接種後5年時点で9割程度の予防効果
接種後10年時点で7割程度の予防効果

 

接種場所

横須賀市と委託契約を結んだ市内・市外の医療機関など(協力医療機関)で実施します。

協力医療機関名簿(PDF:295KB)(名簿掲載を希望した医療機関のリストです。)

申し込み

お電話などで直接協力医療機関にお申し込みください。

医療機関によっては予約が必要な場合があります。必ず事前に電話などでお問い合わせをしてからお出かけください。

持ち物

接種当日には、次の持ち物を持参してください。

  • 接種券(上記対象者の方へ4月上旬に発送しました。)
    (ご注意)接種前に記入する予診票は医療機関に設置されています。対象者の方へ個別に送付はしておりません。
  • マイナンバーカード、運転免許証など住所・年齢などが確認できるもの
  • 接種費用(生ワクチン3,000円、不活化ワクチン7,000円)または、費用の免除に該当する人は該当する書類(下記参照)
  • 【該当者のみ】60歳以上65歳未満の方は身体障害者手帳1級の写しなど

費用の免除

次のいずれかに該当する方は費用が免除になります。
免除を希望される方は、接種を受ける前に、下記の免除の要件に該当する書類を持参し協力医療機機関窓口に提出のうえ、接種を受けてください。

【費用免除の対象者】

  • 生活保護を受給している世帯の方
    (生活支援課から帯状疱疹予防接種のための被保護証明書をもらってください。)
  • 中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立支援に関する法律に基づく支援給付を受けている方
    (生活支援課から帯状疱疹予防接種のための支援給付受給証明書をもらってください。)

副反応について

ワクチン接種後に以下のような副反応がみられることがあります。

主な副反応の発現割合 生ワクチン(ビケン) 不活化ワクチン(シングリックス)
70%以上 - 注射部位の痛み
30%以上 注射部位の発赤 注射部位の発赤、筋肉痛、疲労
10%以上 注射部位のかゆみ、熱感、腫れ、
痛み、硬結
注射部位の腫れ
胃腸症状、悪寒、発熱
1%以上 発疹、倦怠感 かゆみ、倦怠感、全身の疼痛

 

また、上記以外にも生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、不活化ワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

接種後に気になる症状がある場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

接種券の再交付

届いた接種券を汚損・紛失した場合や、転入等でお手元にない場合は、交付いたします。

電話(046-822-4339)または、インターネットからの電子申請(e-kanagawa(外部サイト))で交付申請をしてください。

e-kanagawaのQRコードはこちらです。(PC,スマートフォンからいつでも申請可能)

帯状疱疹再交付用QR

なお、メールや下記お問い合わせフォームでの受付はしておりません。

医療機関向けのお知らせ

高齢者帯状疱疹予防接種の委託料請求書はこちらでダウンロードできます。

関連リンク

 

お問い合わせ

コールセンター

電話番号:046-822-4000

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