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更新日:2023年11月27日
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帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。日本人成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しており、過労やストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹を発症します。50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。
はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こり、ピリピリ・チクチクといった痛みや、焼けるような痛みを感じます。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が出現します。
帯状疱疹の特徴は、体の左右どちらかに見られ、強い痛みがあることです。症状は3~4週間程度続きます。
皮膚症状がおさまった後も続く痛みです。3〜6カ月以上、場合によっては年単位で痛みが継続する場合があります。
角膜炎や結膜炎といった眼の合併症、顔面神経麻痺、難聴などの合併症もあります。
治療の中心は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。より早期の投与が効果的といわれていますので、できるだけ早く受診しましょう。
帯状疱疹の発症には年齢が大きくかかわり、高齢になると発症しやすくなります。帯状疱疹の発症予防には、日頃からの体調管理が重要となります。生活活動・運動、休息・睡眠、栄養・食生活など、健康づくりに取り組みましょう。
帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が有効です。水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。
現在、以下の2種類のワクチンが接種できます。ワクチン接種については、かかりつけ医にご相談ください。
名称 | 乾燥弱毒性水痘ワクチン 「ビケン」 |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン 「シングリックス筋注用」 |
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種類 | 生ワクチン | 不活性化ワクチン | |
効能 |
水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹の予防 |
帯状疱疹の予防 | |
効果 | 発症予防 |
50~59歳約70% |
50歳以上約97% |
帯状疱疹後 |
60歳以上66.5%軽減 |
50歳以上100%軽減 |
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持続性 | 5年程度 | 9年以上 | |
接種対象者 | 50歳以上の者 |
50歳以上の者 |
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接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 | |
接種回数 | 1回 | 2回 | |
価格 | 8,000円程度 | 20,000~30,000円程度/1回 | |
帯状疱疹ワクチンは任意接種であるため、全額自己負担となります。 接種費用は医療機関ごとに定められていますので、
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