今週の感染症トピックス
令和8年1月5日から令和8年1月11日(2026年第2週)
今週の注目感染症
【レジオネラ症】
- レジオネラ症はレジオネラ属菌による細菌感染症です。
- 主な病型として重症の肺炎を引き起こす肺炎型と、一過性で自然に改善するポンティアック熱型が知られています。
- 症状としては、肺炎型の場合は全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などから始まり、咳や38度以上の発熱、悪寒、胸痛、呼吸困難がみられるようになります。ポンティアック熱型の場合は突然の発熱、悪寒、筋肉痛の症状がみられますが、一過性で自然に治癒します。
- レジオネラ症の治療には抗菌薬を用います。
- レジオネラ症は主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入によって細菌が感染することによって起こります。
- エアロゾルの発生源としてエアコン、加湿器、循環式浴槽などがあります。これらの清掃を定期的に行いレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルの発生を防ぐことが重要です。
【感染性胃腸炎】
- 感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌などの病原体によって引き起こされる胃腸炎です。冬場は特に、感染力の強いノロウイルスに注意が必要です。
- ノロウイルスに感染すると、激しい下痢や嘔吐、発熱がみられます。特別な治療薬やワクチンはありません。
- アルコール消毒では感染性を失いませんので、ウイルスを含む感染者の嘔吐物や糞便は次亜塩素酸ナトリウムを使用して適切に処理し、処理後はしっかり手洗いを行いましょう。
全数把握対象疾患情報(横須賀市内)
【結核:2例】
- 1例目:年齢群は90歳代、病型は肺結核、感染原因・感染経路は不明、推定感染地域は神奈川県横須賀市。
- 2例目:年齢群は60歳代、病型は無症状病原体保有者、推定感染原因・感染経路は飛沫・飛沫核感染、推定感染地域は神奈川県横須賀市。
【梅毒:1例】
- 年齢群は60歳代、病型は早期顕症梅毒Ⅰ期、推定感染原因・感染経路は性的接触、感染地域は東京都台東区。
定点把握対象疾患情報(横須賀市内)