中東呼吸器症候群（MERS）について（医療機関様向け情報）

医療機関におかれましては、下記の要件に該当する患者を診察した場合は、保健所まで情報提供くださるようお願いします。
なお、中東呼吸器症候群を疑う患者の診察に際しては、標準予防策の徹底や飛沫感染予防策など院内感染対策を徹底していただくようお願いします。

患者が下記ア～ウのいずれかに該当し、かつ他の感染症または他の病因によることが明らかでない場合、中東呼吸器症候群を鑑別診断に入れることになります。
こちら（PDF：280KB）から詳しい表をダウンロードできます。
※下記の「対象地域」は「アラビア半島またはその周辺国」です。

中東呼吸器症候群疑似症患者の定義
	症状	行動歴
ア	38度以上の発熱及び咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的または放射線学的に実質性肺病変（例：肺炎またはARDS）が疑われる者	発症前14日以内に対象地域（※）に渡航または居住していた者
イ	発熱を伴う急性呼吸器症状（軽症の場合を含む。）を呈する者	発症前14日以内に対象地域（※）において、 1医療機関を受診または訪問した者 2MERSであることが確定した者との接触歴がある者 3ヒトコブラクダとの濃厚接触歴（例：未殺菌乳の喫食）がある者
ウ	発熱または急性呼吸器症状（軽症の場合を含む。）を呈する者	発症前14日以内に、対象地域か否かを問わず、 1MERSが疑われる患者を診察、看護、介護していた者 2MERSが疑われる患者と同居（当該患者が入院する病室または病棟に滞在した場合を含む。）していた者 3MERSが疑われる患者の気道分泌液、体液等の汚染物質に直接触れた者

【連絡先】
横須賀市保健所健康づくり課感染症対策係
電話：822-4317、FAX：822-4874