総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 健康・医療 > 感染症対策・予防接種 > 麻しん(はしか)にご注意ください!
更新日:2024年3月15日
ページID:105879
ここから本文です。
厚生労働省リーフレット「麻しん(はしか)」の感染事例が報告されています!(外部サイト)
麻しんウイルスによって起こる急性の全身感染症です。
感染すると7~10日後に発熱、咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日間熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が現われます。
肺炎・中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
【感染経路】
麻しんウイルスに感染した人の咳やくしゃみからの感染(飛まつ感染)、それらの水分が蒸発し、空気中に漂ったウイルスを吸い込むことによる感染(空気感染)、また感染者に接触することによる感染(接触感染)する場合があり、感染力が非常に強いことが特徴です。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。
【予防】
麻しんワクチンの予防接種が有効です。今まで、麻しんにかかったことが無い方、麻しんのワクチンを接種したことが無いまたは、1回のみ接種の方は、ワクチン接種を検討し、かかりつけ医に相談して下さい。
また、定期接種がまだお済でない方は、早めに接種しましょう。
定期接種についてはこちらをご確認ください。
麻しん患者と接触した場合や、流行地域に行った方で、麻しんと思われる症状が見られたら、受診の前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝え、注意点等を確認の上、その指示に従ってください。移動の際は、周囲への感染を防ぐために、公共交通機関の利用を避けて速やかに受診しましょう。
Q1. 過去に麻しんにかかったことがあるのですが予防接種を受けるべきでしょうか?
A1. 今まで麻しんにかかったことが確実である(検査で麻しんの感染が確認された場合)場合は、免疫を持っていると考えられることから予防接種を受ける必要はありません。
しかし、麻しんかどうか明らかでない場合はかかりつけの医師にご相談ください。
たとえかかったことがある人がワクチン接種をしても副反応は増強しません。
もし、麻しんまたは風しんの片方にかかったことがあっても、他方にかかっていない場合、定期接種対象は麻しん風しん混合ワクチンを定期の予防接種として受けることができます。
Q2. ワクチン接種を受けた方が良いのはどのような人ですか?
A2. 定期接種の対象年齢の方々(1歳児、小学生入学前1年間の幼児)は、積極的勧奨の対象ですが、定期接種の時期にない方で、「麻しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない方」は、かかりつけ医師にご相談ください。
平成12年4月2日以降に生まれた方は、定期接種として2回の麻しん含有ワクチンを受ける機会がありますが、それ以前に生まれた方は、定期接種として1回のワクチン接種の機会があった、もしくは定期接種の機会がなかった方となります。
そのため、麻しんにかかったことがなく、2回の予防接種を受ける機会がなかった方で、特に医療機関や児童福祉施設等の職員、学校などの職員など、麻しんにかかるリスクが高い方や麻しんにかかることで周りへの影響が大きい場合、流行国に渡航するような場合は、2回目の予防接種についてかかりつけ医師にご相談ください。
出典:厚生労働省ホームページ
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください