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更新日:2022年3月18日

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柱1 確かな学力

≪柱1 目標指標   施策2≫

施策1 主体的・対話的で深い学びの実現 -個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実-

1 現状と課題

本市の児童生徒の学力は、「全国学力・学習状況調査」の結果によれば、中学校3年生の数学は全国平均を上回っていますが、小学校6年生の国語・算数、中学校3年生の国語は全国平均を下回っています。ただし、小学校から中学校に進むにつれて、より全国平均に近づいていくという状況も見受けられます。

本調査結果は学力の一側面を捉えたものですが、学習の基盤となる資質・能力等の確実な育成は、全ての子どもたちの可能性を引き出すために重要です。

今後、本市の児童生徒の学力を向上させていくためには、学校教育においては、知識・技能の習得にとどまらず、「主体的・対話的で深い学びの実現」を掲げる学習指導要領の趣旨を踏まえた指導が重要です。「一定の目標を全ての子どもが達成することを目指し、個々の状況に合う方法等で学習を進める」「個別に設定した目標に向けて、学習を深め、広げる」「多様な考え方が組み合わさり、より良い学びを生み出す」といった視点での学習改善を図るとともに各種施策を展開し、子どもの資質・能力の育成を図る必要があります。

また、学びに対してあきらめずに取り組む経験や、うまくいかないことも工夫して達成しようとする経験を意図的に生み出すことで、粘り強さや自己肯定感といった「非認知能力」の育成を図ることも求められています。

全国学力・学習状況調査における全国平均正答率を 100 としたときの本市の平均正答率

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出典:「全国学力・学習状況調査」(文部科学省)を基に作成(令和2年度は調査が実施されていない。)

2 事業

事業1 横須賀市学力向上推進プランの推進(教育指導課)

本市の全ての子どもたちの「確かな学力」の育成を図るため、「横須賀市学力向上推進プラン」に基づき、学力向上の取り組みを市全体で推進します。

プランの推進に当たっては、「横須賀市学習状況調査」「全国学力・学習状況調査」により児童生徒の学習状況や生活状況を把握するとともに、学識経験者等で組織する諮問機関「横須賀市学力向上推進委員会」による提言等を踏まえ、取り組みの充実を図ります。

事業2 学習支援員の配置(教育指導課)

全ての子どもたちが主体的に授業に参加できるようにするため、「学習支援員」を配置し、教職員と連携しながら、学習状況に課題の見られる児童生徒を対象とした個別の学習指導や少人数での補習も含めた学習指導を行います。

学習支援員は、学級担任、教科担任等教職員と十分に情報交換した上で授業の補習、宿題等の支援・指導等、対象児童生徒の習熟度に合わせた指導を行います。

事業3 小学校 35 人以下学級の先行実施(教育指導課)

本市の重点課題である学力向上の効果的な取り組みに資するため、学校生活や学習内容の基礎を学ぶ大事な時期である小学校の低・中学年の児童に対して、35 人以下学級によるきめ細かな指導を行います。

令和4年度(2022 年度)に国の施策より1年早く、小学校第4学年に市独自で非常勤講師を配置することで、小学校1年生から4年生全ての学級の 35 人以下学級を実現します。

事業4 小学校低学年授業アドバイザーの配置(教育指導課)

教員の世代間の偏りにより、経験年数の少ない教員が小学校低学年に多く配置される傾向を踏まえ、「小学校低学年授業アドバイザー」を配置し、対象となる教員の授業づくりや学級経営における指導力の向上を支援し、低学年の確かな学力の定着を図ります。

事業5 教育課程研究会による研究・協議(教育指導課)

学力向上に向けた課題解決に組織的に取り組むため、幼稚園、小学校、中学校および高等学校それぞれの教育課程研究会を通して、教育課程の実施に伴う指導上の諸問題を研究・協議します。

事業6 児童生徒の理科や科学技術に関する興味関心、資質・能力の育成(教育指導課 教育研究所)

児童生徒の理科や科学技術に対する興味関心を高めるとともに、問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を育てるため、地域の研究機関、科学技術に関わる企業、退職教職員、小中学校理科研究会等と連携し、児童生徒が主体的に科学事象に関わり、観察、実験に取り組む場や研究成果を発信する場を提供します。

  • 土曜科学教室の開催
  • サイエンスサマーの開催

事業7 国際コミュニケーション能力の育成(教育指導課)

小・中・高の 12 年間で、児童生徒の国際コミュニケーション能力の向上および国際教育の充実を図ります。

  • 小学校、中学校、高等学校、特別支援学校への外国語指導助手(ALT)・ 外国人英語教員(FLT)の配置
  • 小学校外国語活動アドバイザーの配置
  • YOKOSUKA English World の開催

事業8 幼児教育の充実(教育指導課)

幼児教育の充実を図るため、幼児期における教育課題に取り組んだ市内の実践や各園での研究成果を市内に発信します。また、幼稚園教育課程研究会の活用等により、市立および私立の幼稚園・保育園・認定こども園との連携を推進します。

事業9 横須賀総合高校における国際交流の推進(教育指導課)

横須賀総合高校の国際教育を推進するため、多くの国際交流を行います。

  • オーストラリア・エラノラ高校との短期留学(毎年派遣・隔年受け入れ)
  • 米海軍横須賀基地内のキニックハイスクールとの交流

事業10 情報活用能力の育成(教育指導課 教育研究所(教育情報担当))

児童生徒が情報や情報技術を受け身で捉えるのではなく、主体的に選択し活用するため、情報活用能力の育成を推進します。

また、「ICTの有効的な活用」を研究テーマとしたフロンティア研究校として小中1校ずつに助成し(令和5年度(2023 年度)まで)、1人1台端末の有効的な活用事例を市内に発信します。

事業11 子ども読書活動の推進(教育指導課)

児童生徒の読書への関心を高めるとともに、主体的で探究的な学びを支援するため、学校図書館機能の充実を目指し、学校司書の配置や学校図書館の運営に関わる人材の研修の充実を図ります。

  • 司書教諭への研修
  • 学校司書の配置
  • 学校図書館ボランティアの養成

事業12 チャレンジアップの支援(教育指導課)

高い目標を持ち、意欲的・主体的に学習に取り組むことを目的に、中学校の学習内容にとどまらない、一歩進んだ学習内容へのチャレンジを支援します。

  • 市内在住・在学の中学生に対する各種検定試験(漢字検定・数学検定・英語検定)検定料の助成(準2級以上)

事業13 芸術鑑賞会の開催(教育指導課)

児童の豊かな心を育成するため、横須賀芸術劇場・横須賀美術館で、優れた演奏や作品を鑑賞する機会を設けます。

  • オーケストラ鑑賞会(小学校5年生)
  • 美術鑑賞会(小学校6年生)

事業14 子どものための音楽会の開催(教育指導課)

文化活動への関心や意欲の向上を図るため、横須賀芸術劇場において吹奏楽部の合同バンドによる「合唱と管弦楽のための組曲『横須賀』」の演奏や、小中学生の作詞・作曲による作品の演奏を聴く機会を設けます。

事業15 部活動(文化部)の支援(教育指導課)

生徒が各種活動に取り組むきっかけや、生涯にわたって芸術文化等の活動に親しむ基礎を形成できる場の充実のため、部活動(文化部)を支援します。

  • 全国大会、関東大会への優秀部員の派遣
  • 中学校、高等学校への専門技術指導者の派遣
  • 吹奏楽部の活動に必要な楽器の修理・更新

事業16 リーダースキャンプの開催(教育指導課)

学校生活を豊かにしていくために必要な力を育成するため、市立中学校 23 校の生徒会活動の交流(リーダースキャンプ)を通して、さまざまな課題や解決策を具体的に話し合うことで、リーダーとしての自覚を高め、自校の取り組みに還元します。

事業17 児童生徒指導に関わる行事の充実(教育指導課)

児童生徒の研究や作品などを発表する場を充実させることによって、児童生徒一人一人の学習意欲、創作意欲を向上させます。

  • 児童生徒造形作品展の開催
  • 読書感想画展の開催
  • 中学校演劇発表会の開催 など

 

 

 

≪柱1 目標指標   施策2≫

お問い合わせ

教育委員会事務局教育総務部教育政策課

横須賀市小川町11番地 本館1号館6階<郵便物:「〒238-8550 教育政策課」で届きます>

電話番号:046-822-9751

ファクス:046-822-6849

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