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更新日:2017年2月20日

ページID:3513

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「めだかの学校」童謡碑

碑文

めだかの学校は 川のなか そっとのぞいて みてごらん
そっとのぞいて みてごらん みんなでおゆうぎ しているよ
めだかの学校の めだかたち だれが生徒か 先生か
だれが生徒か 先生か みんなでげんきに あそんでる
めだかの学校は うれしそう 水にながれて つーぃつい
水にながれて つーぃつい みんながそろって つーぃつい

作詞者の茶木 滋(しげる)は、明治43年(1910)1月に横須賀市汐入町で生まれました。汐入小・横須賀中・鎌倉中を経て明治薬学専門学校を卒業し、薬剤師となりましたが、中学時代から童話や童謡に興味を持ち、たびたび作品を児童雑誌「赤い鳥」などに投稿していました。

作曲者の中田喜直(よしなお)は、大正12年(1923)8月に東京で生まれ、有名な「早春賦」の作曲家中田章を父に幼児から音楽的に恵まれた環境の中で育ちました。東京音楽学校を卒業後は、たとえ幼児の歌でも、いつもその詩に一番ふさわしい曲を作るよう努め、主な作品に「夏の思い出」「雪のふるまちを」「ちいさい秋みつけた」などがあります。

茶木 滋は、昭和25年(1950)10月NHKから”春らしくのんびりした明るい歌”の作詞を頼まれた時、過ぎ去ったある日の出来事を思い出しました。同21年(1946)の春、小田原市郊外の小川のほとりを歩いていた時に、幼い長男(義夫氏)が見つけた”めだか”を茶木は見失いました。その際、何気なく言った長男の「待ってればまたくるよ、ここはめだかの学校だもの・・・」という言葉が浮かんできてヒントになり、歌詞を一晩で書きあげました。作詞に際し彼が最も苦心したのは、”つーぃつい”という表現だったそうです。作曲はNHKから当時新進気鋭の中田喜直に依頼され、中田はここで”そっとのぞいてみてごらん”を二度くりかえし、二度目に歌う時は初めに歌う時よりもずっと静かに歌うよう工夫しました。

こうしてでき上がった「めだかの学校」は、同26年(1951)3月、NHK幼児の時間”歌のおけいこ”で発表され、4月からは”歌のおばさん”松田トシ・安西愛子が歌いつづけ、次第に全国的に広まっていきました。安西の歌で吹き込まれたレコードは、片面のサトーハチロー・中田コンビによる「かわいいかくれんぼ」とともに、同27年(1952)、芸術選奨を受賞しました。

茶木 滋は平成10年(1998)11月に逝去(享年88歳)。中田喜直は平成12年(2000)5月に逝去(享年76歳)。

交通:京急横須賀中央駅から徒歩13分、またはJR横須賀駅~(税務署経由)~JR衣笠駅間バス、大滝町下車・徒歩8分

「めだかの学校」童謡碑
 

お問い合わせ

文化スポーツ観光部文化振興課

横須賀市小川町11番地 本館3号館4階<郵便物:「〒238-8550 文化振興課」で届きます>

電話番号:046-822-8116

ファクス:046-824-3277

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