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更新日:2018年8月9日

ページID:3739

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大六天神

田浦梅林のある山の中腹に立っている樫の大木の下に大六天神の祠がある。田浦大六天神由緒記によると、鎌倉時代に村人たちが海の幸、山の幸を願うために、大山咋命・萱の姫・山神・水神の4神を合わせて祀ったのが始まりと伝えられている。村人たちは、石の祠に大六天神を祀り五穀豊穣を祈り、火難・水難・病難からの守り神として信仰をよせていた。また、この大六天神の森は、魚見台として海上の船の位置を知る森として大切にされてきたという。その後、時の移りかわりとともにいつしか信仰もうすれ、祠も忘れ去られて森の中に埋もれたままとなっていたという。
昭和6年に大六天神の森の下に住む地元の人の「お告げ」を聞き、森の所有者が、森の樫の大木付近を掘り起こし調べた結果、地下から数個の礎石を発見し石造りの祠があったことがわかった。さっそく地元の人に呼びかけ有志とともに、昭和7年白木造りの祠を現在の場所につくった。その後、発掘した礎石をご神体としてまつり、毎年2月21日に例祭を行ってきた。しかし、その祠は年月とともに老朽化したため、地区住民や企業の浄財によって昭和55年2月立派な祠が完成した。


大六天神写真


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