更新日:2021年12月2日
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近年、食品工場及び業務用厨房施設等において都市ガス及び液化石油ガスの消費設備による一酸化炭素中毒事故が発生しています。これらの事故原因の多くは、機器の経年劣化や換気が不十分なため、消費設備が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生するものです。
食品工場及び業務用厨房施設等においてひとたび一酸化炭素中毒事故が発生した場合、多くの人を巻き込み、甚大な被害を及ぼす可能性がありますので、次の事項に注意してください。
大型のガス機器の仕様や、複数のガス機器の同時使用が多い業務用厨房施設では、ガスを使用する量が多い分、新鮮な空気もたくさん必要となります。職場にいる全員が、必ず換気扇や換気設備を運転した状態でガス機器を使うようにしましょう。なお、正常に燃えているガスの色は青色です。
ガス機器の給排気口や換気設備の吸い込み口に油汚れやほこりなどがたまると、きちんと換気できなくなり、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。日頃からきれいに清掃し定期的に点検も受けましょう。
一酸化炭素は無色・無臭。発生に気が付かずに中毒になる場合がほとんどです。そうならないよう、業務用厨房施設の環境に合わせて作られた「業務用換気警報器」の設置をお勧めします。
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