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更新日:2013年12月25日
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指定年月日:昭和45年(1970年)5月11日
地蔵は冥府の死者の受苦を救済する菩薩といわれ、十王は冥府にあって死者生前の罪業を裁く十人の審判者で、特に閻魔王の名は有名である。
能永寺に伝わるこの地蔵・十王図は絹本著色で、画幅は縦141cm、横47cm、画面は縦83cm、横37cmほどである。
描線は肥痩の強い黒線で、各幅とも王の背後に障屏画を据え、それに水墨画が描かれている。
構図は通常的で、各王の面貌は柔和に描かれ、亡者や鬼たちの描写もあまり恐怖感を与えない。彩色は一部に補修があるがよく残っている。
寺伝では筆者は中国の画家陸信忠というが、中国画の強い影響を受けた室町時代中頃の日本の画家の筆と考えられる。
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