総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 蓼原古墳出土埴輪(たではらこふんしゅつどはにわ)
更新日:2013年12月25日
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指定年月日:平成15年(2003年)1月25日
蓼原古墳出土埴輪は昭和53年(1978年)・昭和55年(1980年)に市立神明小学校建設に伴う発掘調査で発見された6世紀中頃に造られた蓼原古墳(墳丘全長28m、後円部径約22m、前方部先端幅約8mを測る帆立貝形前方後円墳)に樹立して埴輪群である。
埴輪群のうち、ほぼ完全な形に復元されたものは普通円筒埴輪36・朝顔形円筒埴輪4で、形象埴輪は残欠・破片が多いが、男子弾琴椅座全身像は約80%が遺存していた。
弾琴埴輪は全国で約30例確認されているが、全体の形状が判明しているのは10個体にも満たないことから、全体の形状が把握される蓼原古墳出土例は極めて貴重である。
また、蓼原古墳出土埴輪は各種の形象埴輪・円筒埴輪が確認されており、古墳に樹立された器種組成の把握や地域史研究の上でも貴重である。
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