総合案内 > 観光・文化・スポーツ > 文化インフォメーション > よこすかの文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 木造十王坐像(もくぞうじゅうおうざぞう)
更新日:2022年7月19日
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指定年月日:昭和45年(1970年)5月11日
自得寺本堂須弥壇裏に安置されている十体の十王像は、寺伝によると、もとは雷神社附近の地蔵堂に祀られていたが、明治年間自得寺に移転安置されたものという。
本像は十体とも寄せ木造り彫眼で、像高約38cm位の小像であり、中国風の道服を着け忿怒相をとる坐像である。
像は総体的に形式化が進むが、この期特有の体貌を示し、相好や服制、両手の処理などに変化を見せている。
変成王の胎内等に永享5年(1433年)という製作年月日や、作者林貞家の名などの墨書銘、元禄4年(1691年)鎌倉仏師三橋宮内の修理の墨書銘等により、中世における庶民の十王思想や地蔵信仰を知る資料である。
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