総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 木造地蔵菩薩半跏像(もくぞうじぞうぼさつはんかぞう)
更新日:2013年12月25日
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指定年月日:昭和45年(1970年)5月11日
この地蔵は別名「日金地蔵」と呼ばれ、もとは鎌倉雪の下にあった松源寺(廃寺)の本尊であったが、明治初年の廃仏毀釈によって、各地を転々とし、昭和のはじめごろ、東漸寺に安置されたといわれている。
像は岩の上に上半身を直立し、右手に錫杖(つえ)左手に宝珠(たま)を持ち、右足を左ひざにおく半跏の姿をしている。
造りは寄木造り、玉眼入りで像高103cmである。
身部の金箔・光背などは後で補修されたものであるが、胎内の墨書銘により、寛正3年(1462年)に大仏師宗円によって造立されたことがわかる。宗円は鎌倉仏師のひとりである。
「日金地蔵」の由来は新編相模風土記稿によると、治承4年(1180年)源頼朝が源家再興を伊豆日金山の地蔵菩薩に祈願し、成功の後、その像を模して造ったのが、この地蔵だといわれている。
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