総合案内 > 観光・文化・スポーツ > 文化インフォメーション > よこすかの文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 伝福寺遺跡出土丸木舟(でんぷくじいせきしゅつどまるきぶね)
更新日:2013年12月25日
ページID:3475
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指定年月日:平成15年(2003年)1月25日
伝福寺遺跡出土丸木舟は、昭和56年(1981年)に下水道管埋設に伴う埋蔵文化財発掘調査で伝福寺遺跡(横須賀市久里浜9丁目)から縄文土器・石器・鹿角製釣針などと一緒に出土した。
丸木舟の作られた年代は縄文時代前期末から中期初め(約5000年前)で、ムクノキ製、全長304.0cm、遺存する最大幅26.0cm。丸木舟は素材が植物であることから、腐朽しやすい遺物で、全国でも他の考古遺物と比較して出土例が少なく、また、全長が把握できる遺存状態のものはさらに少ない。
伝福寺遺跡出土丸木舟は全長が把握できるとともに他の地方の出土例の多くが縄文時代後期(約3000年前)以降のもので、全国的に古例に属することからも貴重な資料である。
また、現在、神奈川県内で唯一の縄文時代の丸木舟の出土例である。
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