総合案内 > 観光・文化・スポーツ > 文化インフォメーション > よこすかの文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 北条氏繁後室朱印状(ほうじょううじしげこうしつしゅいんじょう)
更新日:2013年12月25日
ページID:3468
ここから本文です。
指定年月日:昭和57年(1982年)4月26日
北条氏繁後室朱印状は、戦国大名後北条氏一族の発給したものであり、玉縄城主であった北条氏繁の後室の印判と考えられる。
この印判を据えた文書は、現在までに3点あるが、その中で唯一の正文(原文書)である。
内容的には、天正12年(1584年)に鈴木某に対して初めて鯛三十枚・鮑百盃の上納を申し付けたとあり、当時の玉縄城と三浦郡の漁村の土豪との関係や、漁獲物の種類が知られ、後北条氏支配下の村落の多様な実態を垣間見させてくれる戦国時代の数少ない漁村史料である。
また、関修理亮なる者が主人の意志を奉じて発給した奉書式印判状の一例であり、古文書学上においても注目すべき史料である。
横須賀市域にとって戦国時代の数少ない漁村史料として、また古文書学上においても特異な事例として貴重なものである。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください