総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 洛中洛外図屏風(らくちゅうらくがいずびょうぶ)
更新日:2013年12月25日
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指定年月日:昭和47年(1972年)3月30日
大松寺が所蔵するこの屏風は、六曲一双で、高さ170cm、長さ約280cmほどの、いわゆる洛中洛外の景観を描いた絵屏風である。
右隻には洛東・洛北及び洛中等の町屋・社寺・人物・山鉾巡行や鴨川・高瀬川等が描かれている。
左隻には洛北・洛西及び洛中の一部の町屋・社寺・人物及び後水尾天皇の二条城行幸等が描かれており、写生のなかなかすぐれた作品である。
両隻とも画面下部に「□(俊カ)長」と読める方形朱印があり、これが絵師名と思われるが経歴等は未詳で、土佐派の流れをくむ町絵師と推定される。
制作年代は寛永3年(1626年)以後正保2年(1645年)までのころと想定されるが、人物の風俗等は古様を保っている。
この屏風は、岡山県上道町の旧家に岡山藩主から下賜されたものと伝えられる。
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