総合案内 > 観光・文化・スポーツ > 文化インフォメーション > よこすかの文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 石造板碑文永八年在銘(せきぞういたびぶんえいはちねんざいめい)
更新日:2012年8月29日
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指定年月日:平成24年(2012年)2月27日
相模国域で最大の武蔵型板碑は、鎌倉長谷寺の弘長二年(1262年)板碑であり、二番目に大きいのが満昌寺の市指定史跡「伝三浦義明廟所」の板碑である。
清雲寺の本板碑は高不詳現高140.0cm、巾44.0cmであり、長谷寺板碑と満昌寺板碑の間に入る大きさである。
銘文中の「左衛門小尉平盛信」は佐原光盛の子盛信に比定され、「先考」は光盛にあたり、この板碑は光盛の十三回忌の造立であるが、盛信はこの板碑の造立の翌年の文永九年に北条氏の内紛「二月騒動」に巻き込まれ自害している。板碑の銘文が歴史史料と合致する事例である。
以上の事から、「石造板碑文永八年在銘」は重要な歴史資料である。
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