総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図(けんぽんちゃくしょくあみだにじゅうごぼさつらいごうず)
更新日:2013年12月25日
ページID:3440
ここから本文です。
指定年月日:昭和54年(1979年)12月25日
末法思想の拡まる平安時代中頃から極楽浄土への憧れが盛んになり、浄土の様相を描いた仏画が制作され、人々は心に安らぎを覚えるようになった。
鎌倉時代になると、さらに阿弥陀如来は信者の臨終に際し極楽から迎えに来られるという阿弥陀信仰に進み、阿弥陀如来の彫刻や仏画が多く作られるようになった。
東林寺に伝わるこの図は、阿弥陀如来が楽曲を奏でる二十五菩薩を従えて雲に乗り、天上よりゆっくりと降りてくる聖衆来迎の構図をもつ仏画である。
縦117.3cm、横50.2cmの寸法に来迎の厳かな様子が繊細に美しく描かれ、筆技はきわめて格調高く、著彩また重厚な優品である。
裏面には、補修や由緒を書いた宝徳元年(1449年)、寛永12年(1635年)、明治3年(1870年)の銘があり、鎌倉時代後期のものと考えられる。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください