総合案内 > 観光・文化・スポーツ > 文化インフォメーション > よこすかの文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 板墨画龍図天井(いたぼくがりゅうずてんじょう)
更新日:2013年12月25日
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指定年月日:平成14年(2002年)1月25日
長井観音堂と通称される長慶寺本堂の外陣、鏡天井に描かれた龍の絵で、大きさは縦163cm、横175cmである。
絵は力強い墨筆で龍を画面いっぱいに描いており、細部にこだわらず、筆勢を生かした表現となっている。
背景余白に墨を入れているのは、雲気の表現とともに、龍を浮かび上がらせる効果がある。
絵の作者は画面向かって左下の落款から、文政4年(1821年)、江戸南画の大家、谷文晁と判る。文晁は松平定信による豆相巡検に同行、各地の風景を写生し、当地方にも足跡を残している。
この天井画を制作するに至った経緯は不明であるが、横須賀市域に現存する制作時期が明らかな文晁画として注目すべき作例である。
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