閉じる

更新日:2013年12月25日

ページID:3461

ここから本文です。

木造不動三尊像(もくぞうふどうさんぞんぞう)

木造不動三尊像

指定年月日:平成14年(2002年)1月25日
木造不動三尊像は、長安寺境内にある不動堂の本尊として安置されている。
中尊の不動明王坐像は、もとは隣地の久村において、「丸山の不動」として著名であったが、寛永年中(1624~1644年)の災害により長安寺へ移安され、「長安寺の不動」といわれるようになったと伝えられる。
構造は、ヒノキ材の割矧ぎ造り、玉眼が嵌入されており、像高は65.6cm。
体内の墨書銘から、観応2年(1351年)、仏師運朝によって造立され、永正17年(1520年)、万治元年(1658年)に修理されたことがわかる。
力強く精彩のある尊顔をはじめ、総体に均整・量感が保たれ、非常にまとまりの良い造形となっている。
南北朝盛期の仏像彫刻として、その造立年月日、作者とも明確なため、鎌倉地方文化圏における中世彫刻史の上で貴重な存在である。
脇侍の二童子像は、寄木造、玉眼、作風から、江戸時代に造立されたもの。

お問い合わせ

教育委員会事務局教育総務部生涯学習課

横須賀市小川町11番地 本館1号館6階<郵便物:「〒238-8550 生涯学習課」で届きます>

電話番号:046-822-8484

ファクス:046-822-6849

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページは見つけやすかったですか?

このページは分かりやすかったですか?

このページは役に立ちましたか?