総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 木造聖観音菩薩坐像(もくぞうしょうかんのんぼさつざぞう)
更新日:2014年4月11日
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指定年月日:平成26年(2014年)2月25日
像高62.0cmを測る檜材の寄木造りで、白毫びゃくごう・玉眼は水晶を嵌め込んでおり、肉身部は漆箔、着衣部は褐色漆塗。製作年代は鎌倉時代末期から南北朝時代初期頃と推定される。
無量寺の前身である無量寿禅寺の創建は延元三年(1338年)。長坂山と号し、開山は竺仙梵僊じくせんぼんせん。
本像の製作が十四世紀前半であることから、時期的にこの禅寺ゆかりの尊像と推測される。瀟洒で穏和なすっきりとした造形表現が特徴で、運慶に代表される力強い慶派仏師の作品とは異なる系譜にあり、この地域の中世彫刻を考える上で重要な作品である。
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