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更新日:2014年3月4日
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指定年月日:平成26年(2014年)2月25日
総高147.0cm、鐘身114.2cm、口径76.1cmを測る銅製鋳造の梵鐘。西来寺境内の鐘楼にかけられている。
鐘身に陰刻された727文字の銘文から、元禄九年(1696年)に太田近江大掾藤原正次おおたおうみだいじょうふじわらのまさつぐ初代の製作であることがわかる。太田氏は代々江戸深川に工房を構え、太田近江大掾藤原正次を名乗り19世紀後半まで約190年にわたり鋳物師いもじとして活躍した。
昭和16年8月の「金属類回収令」で、ほとんどの梵鐘が回収され失われたが、供出を免れた市内の大型梵鐘は、西来寺の他、妙真寺(公郷)、浄土寺(東逸見町)、持経寺(武)の4口だけ。西来寺の梵鐘はこれらの中で最古の作品であると共に、寺史や鋳造の経緯が記された銘文があることから、地域の歴史や信仰を関する史料としても貴重である。
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