総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 向井将監正方夫妻墓出土品(むかいしょうげんまさかたふさいぼしゅつどひん)
更新日:2013年12月25日
ページID:3507
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指定年月日:平成19年(2007年)3月12日
正方墓からは木槨の鉄釘、甕棺の備前焼甕と木芯銅板張り蓋、副葬品の日本刀や扇子、煙管、数珠玉ほかが出土し、室墓からは木槨の鉄釘、甕棺の常滑焼甕と木芯銅板張り蓋、副葬品の磁器・漆器椀、櫛、刀子、寛永通宝、数珠玉ほかが出土した。正方墓の備前焼甕は器高約105.2cmの大型品で、江戸時代初期の製品。室墓の常滑焼甕は口縁部断面形がY字形を呈し、器高は約85.2cmである。いずれの甕棺蓋にも墓誌が記されている。室墓出土品の年代的下限は寛文10年(1670年)、正方墓出土品は延宝2年(1674年)で、近世の墓制研究や各遺物の考古学的研究上の定点資料である。
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