総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 横須賀市指定重要有形文化財(絵画・彫刻・工芸・考古資料等) > 榎戸貝塚出土骨角器(えのきどかいづかしゅつどこっかくき)
更新日:2013年12月25日
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指定年月日:平成12年(2000年)3月10日
榎戸貝塚は能永寺の裏山に存在する縄文時代後期の貝塚で、当時の能永寺副住職であった小笠原義隆氏が発見し、神奈川県文化財保護委員などをつとめた赤星直忠博士とともに昭和10年(1935年)に発掘調査が行なわれた。
その調査で出土した資料は能永寺で保管され、なかでも鹿角製のモリ先やヤス先・釣針など多様な器種の漁労具を中心とした骨角器は、縄文時代後期の漁労技術を知る上で重要な資料である。
また、発掘調査の結果は、昭和12年に当時の学会誌のひとつ「考古学」第8巻第11号に報告されたが、縄文時代の三浦半島に豊富な漁労具が存在したことを初めて明らかにしたことで、学史的にも重要な考古資料である。
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